JMPテクニカルニュース:2008年5月23日号
インデックス
≪JMP Tips≫ JMPのデータテーブル活用法(前編)
今回と次回は、前後編の2回に分けて、JMPのデータテーブル活用法をご紹介します。
「どうせデータはExcelで作成して、JMPのデータテーブルに貼り付けるだけだから、JMPのデータテーブルの機能なんて興味ないよ。」・・・と思われているかもしれませんが、JMPのデータテーブルも意外と便利なのです。
今回の前編では、データテーブルの「列」に関する便利な機能をご紹介します。
Excelでよく使う機能は、次の方法で実現することができます。
- ▼ 列のスクロールロック ▼
- たくさんの列があるときに、列をスクロールすると、前方の列が表示されなくなります。データテーブルを右にスクロールしても必ず表示したい列(たとえば、名前や製品の識別番号の情報)がある時には、スクロールロックの機能を使います。
- スクロールロックしたい列を選択する(複数列の選択も可能)
- メニューより[列] → [スクロールロール/ロック解除] を選択する
- ロックされた列は、テーブルの左中央の列名が斜体で表示される
※ 1〜2の操作を再度行なえば、ロックは解除されます
- ▼ 複数の列幅を同じ幅に調整 ▼
- たくさんの列があるとき、列幅を小さくして1画面でデータの全体を見渡したいときがありますね。たとえば、アンケート結果がコード化されていて、データが"1"、"3" のように一桁で入っている場合は、列幅は最小限でよいのかもしれません。
単独の列の場合は、列名の境界をドラッグ&ドロップすれば幅を調整できます。では、複数の列幅を同じ幅に調整するには?
- 調整したい列をすべて選択する
- 選択した列の境界のどれかにカーソルを置き、以下のキーを押しながら両矢印のカーソルをドラッグする
Windowsの場合 : Altキー Macintoshの場合 : Optionキー Linuxの場合 : Shift + Altキー
- ▼ 列の表示/非表示▼
- あまり重要でない列を一時的に隠して、重要なデータのみを眺めたい場合に、この機能は有効です。
- 表示したくない列をすべて選択する
- メニューから [列] → [表示しない/再表示] を選択する
これで、選択した列がデータテーブルに表示されなくなります。
左中央の列の一覧では、非表示になっている列にマスクの形をしたマークが表示されます。※ 1〜2の操作を再度行なえば、列が再表示されます
≪さらに詳しく≫
[表示しない/再表示] のコマンドは、データテーブル上で列を非表示にしますが、分析やグラフのメニューを選択した際の 列の選択画面には影響しません。この画面でも表示させたくない場合は、[列] → [除外する/除外しない]を選択します。列名に赤色の円に斜線が入ったマークが表示されます。
列数が多いデータを扱う際、分析を行なう前作業として、ぜひお試しください。
≪新機能≫ 最新バージョンJMP 7にはこんな新機能もあります!
JMP 7を日本で出荷開始してから、早や半年が経ちました。
以来、弊社では、ホームページや「JMPer's Meeting」というユーザーイベントを通じて、JMP 7の新機能をご紹介しています。
JMP 7の新機能を紹介する資料には、以下の2種類があります。
しかし、これまでの発表や資料で、JMP 7の新機能をすべてご紹介できているわけではなく、他にもさまざまな機能が追加、変更されています。
そこで今回は、今までご紹介していない新機能を3つ、ご紹介します。
■ 列名とともにコピー、貼り付け
Excelやテキストなどのデータをコピーして、JMPのデータテーブルに貼り付けるとき、1行目を列名(項目名)として貼り付けたいことがあります。
JMP 7より以前のバージョンでは、Shiftキーを押しながら [編集] → [貼り付け] を選択すれば実現できました。
JMP 7では、新たに [編集] メニューに [列名とともに貼り付け] というメニューが追加されました。このメニューを選択すれば、貼り付けるデータの1行目が自動的に列名となります。
■ Johnson分布のあてはめ
[一変量の分布] のオプションである [分布のあてはめ] に、Johnson分布のあてはめが追加されました。あまり聞きなれない分布かもしれませんが、データのあてはめに適している方法の一つです。
JMPでは、[Johnson Su]、[Johnson Sb]、および[Johnson Sl] の三種類のあてはめを行なうことができます。
Johnson分布の定義式やあてはめ例は、マニュアル「JMP 統計およびグラフ機能ガイド」p.66〜67に掲載されています。
■ パーティションの三次元ツリー
[パーティション] のレポートで、何回か分岐した後、Shiftキーを押しながら左上の赤い三角ボタンをクリックしてください。
通常のメニューでは表示されなかった[三次元ツリー] というメニューが表示されます。これを選択すると・・・・?
この後は、皆さんの目でお確かめください。

