「標本サイズと検出力」ウィンドウで[1標本割合]ボタンをクリックすると、「1割合」ウィンドウが開きます。このウィンドウで、真の割合、およびα水準を指定すると、 標本サイズ、検出力、または、割合の仮説値が計算されます。これらの値のうち2つを入力すると第3の値が計算され、1つだけを入力すると、他の2つの値のプロットが作成されます。
「1標本割合」ウィンドウを使えば、たとえば、標本サイズをどの程度にすれば、不適合品の割合を検定するときに、誤って帰無仮説を採択してしまう確率(β)が小さくなるかを調べることができます。つまり、不適合品の割合が、ある値と異なることを確実に検出するために必要な標本サイズを求めることができます。
ここで、pは母集団の割合、p0は割合の仮説値です。母集団の割合が、割合の仮説値より大きいか小さいかを調べる場合は、片側検定を使用します。片側検定の対立仮説は次のいずれかになります。
帰無仮説における割合の仮説値(p0)です。空白にした場合は、他の値を元に算出されます。デフォルト値は0.2です。
標本サイズです。空白にした場合は、他の値を元に算出されます。「標本サイズ」を空白にする場合は、「割合」「割合の仮説値」の値が異なっている必要があります。
2.
[1標本割合]をクリックします。
3.
「Alpha」はデフォルトの「0.05」のままにしておきます。
4.
「割合」は「0.1」のままにしておきます。
5.
「方法」は[近似Agresti-Coull検定の正確検出力計算]のままにしておきます。
6.
デフォルト値の[両側]を選択したままにしておきます (割合が「割合の仮説値」より大きいか小さいかを調べる場合は[片側]を選択します)。
7.
「割合の仮説値」は「0.2」のままにしておきます。
8.
「標本サイズ」に「100」と入力します。
9.
[続行]をクリックします。
「検出力」が約0.7と計算されます(図16.10 )。有意水準を「0.05」に設定しているのにも関わらず、実際の有意水準は0.0467になる点に注意してください。
図16.10 1標本割合を選択したときの「標本サイズと検出力」ウィンドウ