2標本の場合も、1標本と同じような「標本サイズと検出力」ウィンドウが表示されます。ただし、「検出する差」は2標本の平均の差を意味します。つまり、1つの標本と仮説平均との比較ではなく、2つの標本を比較します。
ここで、μ1とμ2は2つの母平均、D0は、帰無仮説におけるそれぞれの母平均の差です。検出力分析は、母集団が正規分布に従うこと、および、真の差が0であることを前提として算出されます。この設定での検出力は、帰無仮説がH0: μ1 − μ2 = 0で、真の母平均の差(検出したい差)がD0である場合の検出力と同じです。
2.
「標本サイズと検出力」ウィンドウで[2標本平均]ボタンをクリックします。
3.
「Alpha」はデフォルトの「0.05」のままにしておきます。
4.
「標準偏差」として「2」を入力します。
5.
「追加パラメータ数」はデフォルトの「0」のままにしておきます。
6.
「検出する差」として「1.5」を入力します。
7.
「標本サイズ」として「30」を入力します。
8.
「検出力」は空白にします。
9.
[続行]をクリックします。
「検出力」が0.51と計算されます (図16.7 の左側のウィンドウを参照)。つまり、有意水準が0.05、検出する差が1.5、各標本のサイズが15の場合は、2標本の平均間に51%の確率で有意差が認められます。
検出力を高めるには、標本サイズを増やす必要があります。どの程度、増やす必要があるかを調べるには、同じ例で「標本サイズ」「検出力」の両方を空白にして[続行]をクリックします。すると、 図16.7 のようなプロットが表示されます。[ツール]メニューの[十字ツール]を使用して、検出力が0.9になる点を探すと、約78の標本サイズが必要なことがわかります。
図16.7 特定の差の場合の検出力と標本サイズのプロット