ランダムの機能については、『JMPの使用法』の比較関数を参照してください。カテゴリカル因子の場合、各カテゴリに対して指定された確率によって分布が決められます。デフォルトでは、各カテゴリの発生確率はすべて等しくなっています。確率を変更するには、表示されるダイアログで別の値を入力してください。入力した値の合計が1にならない場合は、合計値が1になるように各値が正規化されます。
「正規 加重」は、与えられた平均と標準偏差を持つ正規分布に従いますが、層別化と加重を伴う特殊な乱数生成法が使われています。これは、分布の裾に位置する非常に稀なイベントをシミュレートするためです。低い不適合率の値を正確に算出したいときに有効です。シミュレータの統計的詳細を参照してください。
「正規 切断」は、下限と上限で切断された正規分布です。生成された乱数のうち、限界を超えているものは破棄され、限界内にある値だけが採用されます。検査システムにおいて入力が仕様限界を満たさない場合に廃棄または返送されるような場合をシミュレートするのに用います。
[正規 打ち切り]は、下限と上限で打ち切られた正規分布です。生成された乱数のうち、限界を超えているものがその限界値に一致するものとして扱われるので、限界の箇所に点の塊ができます。入力が仕様限界を満たさない場合に限界内に収まるまでやり直されるようなシステムをシミュレートするのに用います。
[標本]は、データテーブル内のその列からランダムに値を抽出します。
[外部]は、別のデータテーブル内の列からランダムに値を抽出します。ユーザーがテーブルと列を選択します。
[連携]チェックボックスは、[標本]または[外部]オプションで複数のソースから値を抽出する場合に使用します。チェックマークをつけると、値がテーブル内の同じ行からランダムに抽出されます。これは、2つの列の間の相関構造を維持したいときに有効です。[連携]オプションを、異なるテーブルに属する2つの列の連携に使用したいときは、各列の行数が等しいことを確認してください。
図7.6 分布
JMPスクリプト言語(JSL)で書いた独自の式をフィールドに入力します。乱数関数を用いて新しい分布を自由に作成することができます。たとえば、負の値が生じないように打ち切った正規分布を作るには、Max(0,RandomNormal(5,2))といった式にします。また、文字列の結果に対応しているので、たとえば、If(Random Uniform() < 0.2, "M", "F")といった式も可能です。式を入力した後、[リセット]ボタンをクリックすると式が設定されます。
図7.7 相関行列の使用