ウィンドウ最上部のタイトルバーにある赤い三角ボタンのメニューには、レポートウィンドウに関連するオプションがあります。たとえば、起動ダイアログにて[XBar][R]を両方とも選択した場合、XBar管理図とR管理図の表示/非表示を個別に切り替えることができます。使用できるオプションの種類は、管理図の種類によって異なります。グレー表示になっているオプションは選択できません。
欠測値を持つ標本があっても点を直線でつなぎます。図3.10 の左側の図は、欠測値がない管理図です。中央の図では、サンプル2、11、19、27が欠測値で、これらの点はつながれていません。右側の図では、[欠測値をつなぐ]オプションが選択されています(デフォルトの設定)。
図3.10 [欠測値をつなぐ]オプションの例
ランチャートでは、各ランチャートの赤い三角ボタンのメニューから[中心線の表示]オプションを選択すると、列の中心値の位置に線が表示されます。中心線は、メインの「ランチャート」の赤い三角ボタンのメニューにある[中央値の使用]の設定に左右されます。[中央値の使用]がオンになっているときは中央値、それ以外の場合は平均が中心線になります。限界値をファイルに保存すると、全体平均と中央値も保存されます。
図3.11 「工程能力分析」ウィンドウ
図3.12 は、「Coating.jmp」を使用し、下側仕様限界を16.5、目標値を21.5、上側仕様限界を23とした場合の「工程能力分析」レポートです。
図3.12 「Coating.jmp」の「工程能力分析」レポート
σの保存
サブグループ平均をプロットしたXbar管理図に、箱ひげ図が重ねて表示されます。箱ひげ図は、サブグループの最大値、最小値、75パーセント点、25パーセント点、メディアン(中央値)を示します。[点の表示]オプションをオフにしない限り、サブグループ平均を表すマーカーも表示されます。なお、表示されている管理限界は、サブグループ平均に対してだけ適用できるものです。[箱ひげ図]は、管理図だけで使用できるオプションです。箱ひげ図は、サブグループの標本サイズが大きいとき(各サブグループ内の標本数が10を超えるとき)に適しています。
要約統計量を表す点の表示/非表示を切り替えます。デフォルトでは表示されます。[箱ひげ図]オプションを選択しているときにこのオプションをオフにすると、サブグループ平均を示すマーカーが表示されなくなります。
管理限界を示す線の幅を選択できます。選択肢は「細線」「標準」「太線」です。
デフォルトでは、中心線が緑色で表示されます。[中心線の表示]をオフにすると、管理図から中心線とその凡例が取り除かれます。
サブメニューが開くので、適用するテストを選択します。すると、そのテストで異常と見なされたものが表示されるようになります。テストは、管理限界を3sに設定した場合だけ適用されます。テスト1~4の対象は、XBar管理図、個々の測定値の管理図、および計数値管理図です。テスト5~8は、XBar管理図、予め集計管理図、個々の測定値の管理図だけを対象とします。適用できないオプションは、グレー表示になっています。標本サイズが等しくない場合、[テスト]のオプションはグレー表示になります。[テスト]オプションまたは[ゾーンの表示]オプションが選択されている状態で、管理図が開いている間に標本が変更され、サイズが一定になった場合は、すぐにオプションが適用され、管理図上に表示されます。この8つの特殊原因テスト(special causes test)は、Western Electricルールとも呼ばれます。特殊原因テストの詳細については、「管理図ビルダー」章の「テスト」を参照してください。
このコマンドを実行すると、限界を超えた点すべてに、「*」という印が付きます。これは限界値が指定されたすべての管理図で使用でき、標本サイズが一定であるかどうかや、kのサイズや限界の幅は問いません。たとえば、標本サイズが異なる場合に、このコマンドを使ってRチャートの限界を超えるすべての点に印を付けることができます。
ゾーンの線の表示/非表示を切り替えます。ゾーンにはA、B、Cというラベルがついています(図は、「Coating.jmp」データの「重量」をプロットしたXbar管理図)。ゾーンの線が管理図のテストでの境界線となります。中心線の上下に、それぞれ1σの間隔をあけて3本ずつ線が引かれます。
図3.13 ゾーンの表示
図3.14 ゾーンで色分け
一部の管理図では、検査特性曲線(OC曲線: Operating Characteristic curve)が表示できます。JMPでは、XPNPCU管理図だけにOC曲線が定義されています。OC曲線は、ロットが品質検査に合格する確率が、標本の質とともにどのように変化するかを表します。管理図オプションから[OC曲線]オプションを選択すると、新しいウィンドウが開き、管理図内のすべての計算値をそのまま使ったOC曲線が表示されます。または、JMPスターターの[管理]タブから直接起動することもできます。OC曲線のもとになる管理図を選択し、ウィンドウが開いたら、「目標値」「下側管理限界」「上側管理限界」「k」「シグマ」、および「標本サイズ」を指定します。同様に、1回抜取検査と2回抜取検査のOC曲線を描くこともできます。それには、[表示]>[JMPスターター]>[管理](カテゴリのリスト内)>[OC曲線]の順にクリックします。ポップアップウィンドウが開いたら、[1回抜取検査]または[2回抜取検査]を選択します。次に開いたウィンドウで、(1回抜取検査を指定した場合は)合格判定個数、検査数、ロットの大きさを指定します。[OK]をクリックすると、指定どおりのOC曲線が表示されます。