2015年第1回 JMPer´s Meeting 開催報告
2015年第1回のJMPer's Meetingは、信頼性データの統計解析をテーマに開催されました。
多くの方々にご参加いただきありがとうございました。
当日は、BioStat研究所株式会社 高橋行雄氏より、寿命の二変量の解釈法やその理論的背景などについて、時間をかけてじっくりご発表いただきました。 日本の製造業における信頼性データ分析の現状を踏まえ、今後のあるべき姿や展望についてのお話をうかがうことができました。
ほぼ満席の活況となり、終了後の質疑応答ではご参加のお客様同士での対話にも発展し、この日のトピックへの関心の高さがうかがわれました。
次回の開催は未定ですが、また多くの方々にご参加いただけるトピックを選んでまいります。
またご自身でご発表されたい方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせください。
日時
2015年3月6日 (金) 14:00~16:45
プログラム
時間 | トピック |
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14:00 | ご挨拶 SAS Institute Japan株式会社 JMPジャパン事業部 |
14:10 | 「寿命の二変量」による製品寿命の予測の基礎と応用 BioStat研究所株式会社 高橋行雄 氏 概要 工業製品の通常の環境下での寿命を予測するために,加速寿命試験が行われている. JMPの「寿命の二変量」では,多くのグラフ表示に加えて各種の信頼区間の推定が手軽にできる. しかしながら,日本語に翻訳されている440ページにもなる操作マニュアルだけでは,使いこなすための説明が不足している. そこで,Excelの基本機能を用いて寿命データの統計解析の考え方を示し,JMPの結果とを対比する. まず,「寿命の一変量」では,最尤法によるワイブル分布のあてはめを取り上げる. 次に,誤差に正規分布を仮定している「二変量の関係」の“回帰分析”と, 誤差がワイブル分布の密度関数と生存関数の複合関数で定義される「寿命の二変量」を対比することにより,理解が深まると期待する. さらに,寿命データのパラメトリック回帰分析の理解のために,最小極値分布(2重指数分布)とワイブル分布の関係を解説し,JMPでの解析結果の読み方を解説する. ※ 15:10~15:30 休憩 |
16:30 | 質疑応答 |
16:45 | 終了 |