JMPとSASのワークフロー
JMP®とSAS®の連携
SASの高度な機能へ、JMPからシームレスなアクセスが実現
JMPと他のSASソフトウェア製品およびソリューションにより、プロジェクトの展開に対する柔軟性と適用力が生まれます。
サーバー上のSASはデータクレンジング、統合、セキュリティおよびアクセスの面で非常に有益です。大量で、かつ複数の形式や複数の場所に散在しているようなデータを扱う分析プロジェクトではSASを使用してください。分析の元になる高品質なデータを準備できます。そして、JMPは、その使いやすくパワフルなビジュアライゼーション機能により、発見や分析、革新の手助けをします。
JMPはプログラミングなしでSASに接続できる機能を持っています。JMP上で動作するさまざまなアプリケーションにより、SASの特定の機能やプロシジャ、ソリューションが利用できます。
JMP®とSAS®のワークフロー
JMPおよびSAS製品
JMPとSASを連携させた、特定の分野向けの製品があります。以下のリンクをクリックして詳細をご覧ください。
JMP®とSAS®の連携
JMPとSASを連携させるにはいくつかの方法があり、それらを利用して以下のことを実現できます。
- SASでクレンジングおよび統合されたデータセットの読み込み、抽出や分析の実行。
- SASの豊富なデータ管理ツールや分析のプロシジャの利用。
- JMPの対話的なグラフ作成、ビジュアライゼーション、分析ツールの利用。
- MacintoshまたはWindowsの環境でJMPをSASクライアントとして使用。JMPの中でSASコードを入力または生成し、サブミットして結果を確認。
- JMPとSASによる独自のクライアント/サーバーソリューションの作成。
JMPスクリプト言語 (JSL) を使用したJMPとSASの連携のサンプル
データがJMPの中にある場合 | データがSASサーバー上にある場合 | |
---|---|---|
SASの機能を利用 | ポイント&クリックの操作でデータをJMPからサーバーへ移動し、SASの実行結果をJMP内に表示。 | データ管理や分析を行うSASプログラムを使用、実行結果をJMP内に表示。 |
JMPの機能を利用 | SASは使用せず、JMPにもともと用意されている分析やグラフの機能を使用。 | SASデータセットをJMPに読み込み、必要な分析をJMPで実行。 |
JMPとSASの機能を利用 | ごく短いスクリプトでデータをJMPからサーバーへ送り、SASで分析を実行、データとレポートをJMPに戻し、さらに必要な分析をJMPで実行。 | SASで分析を実行し、データとレポートをJMPに返してから、目的のJMP分析を実行。 |
SASアプリケーションの作成
JMPとSASによる、特定の分析ニーズを満たす独自の ダッシュボードビルディングを作成できます。
また、JMP File Exchangeページから、ユーザーが開発したSASアドインをダウンロードできます。
SASコードの入力
JMPはSASエディタの機能を備えています。掘り下げた分析を行うためのSASプログラムをそのエディタに入力し、SASにサブミットすることができます。 結果は指定した形式でJMPに戻されます。JMPレポートの形式を選択すると、JMPの中で分析を行ったときと同様に結果を探索できます。マウスのクリックだけで、他の人が作成したSASプログラムをJMP内に開くこともできます。 JMPの「モデルのあてはめ」および「時系列分析」のプラットフォームでは、指定したモデルのSASプログラムを生成し、SASで実行することが可能です。JMPの「パーティション」および「ニューラル」のプラットフォームでは、新しいデータセットのスコアを計算するのに使えるSASデータステップのコードを生成できます。