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[リンク参照]列プロパティは、メインデータテーブルの列を参照先データテーブルのID列にマップします。この列プロパティにより、参照先データテーブルのパス名が指定されます。リンク参照を含む列は参照元の列と呼ばれます。参照元の列はID列を通じて補助データテーブルのデータを参照します。
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図5.36 は仮想結合されたデータテーブルの例を示しています。「Pizza Profiles.jmp」は、「ID」列に「リンクID」列プロパティが含まれているため、参照先のデータテーブルです。「ID」列には、参照元のデータテーブルである「Pizza Responses.jmp」のデータに対応する一意の値が含まれています。
図5.36 仮想結合したデータテーブル
メモ: 「列」パネルの鍵アイコン(上の「Pizza Responses.jmp」)は、列がリンクされており、かつ参照先のテーブルの列が「列」パネルに表示されているとき、青で表示されます。鍵アイコンがグレーの場合は、列情報ウィンドウでリンク参照を確認してください。
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この列には、「Pizza Responses.jmp」の値に対応する一意の値が含まれています。たとえば、「Pizza Profiles.jmp」の1行目は、厚めの生地にモッツァレラとペパロニをのせたピザに「ThickOni」という名前がつけられていることを示しています。「Pizza Responses.jmp」の応答が“ThickOni”であるときはいつも、被験者はこれらの属性のピザを選択していることになります。
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「Pizza Responses.jmp」で、“選択”で始まる3つの列を選択します。
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メモ: 列の1つのリンク参照プロパティをもう一度見てみましょう。「Pizza Profiles.jmp」データテーブルが選択されています。リンクの変更については、「列情報ウィンドウ」章の「仮想結合のプロパティ」を参照してください。
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「Pizza Responses.jmp」で、[分析]>[一変量の分布]を選択します。
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図5.37 「一変量の分布」起動ウィンドウ
「選択」列を見ると、「Mozzarella」(モッツァレラ)を選んだ回答者の方が多いことがわかります。「選択肢1」と「選択肢2」では、「Mozzarella」(モッツァレラ)と「Jack」(ジャック)の割合がほぼ同じになっています。
図5.38 ピザ実験に関する回答の一変量の分布
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仮想結合したデータテーブルのもう1つの例については、「Movie Rentals.jmp」サンプルデータテーブルを参照してください。このデータは、「Movie Customers.jmp」および「Movie Inventory.jmp」とすでに結合されているため、リンク参照を設定する必要はありません。
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データを別のユーザと共有したい場合は、データをマージしてデータテーブルを永久に結合した方がよいかもしれません。この方法を使えば、メインと補助という2つのデータテーブルではなく、1つのデータテーブルが作成されるため便利です。結合された列を、リンク参照を持つ1つのテーブルにマージするには、データテーブルの左側のパネルにある赤い三角ボタンのメニューから[参照されているデータをマージ]を選択します。すると補助データテーブルからメインデータテーブルにデータがコピーされます。その後データテーブルを保存すると、コピーされたデータも保存されます。
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