表示ツリーを構築する関数を使って、オブジェクトを作り、独自の表示を作成することができます。たとえば、ユーザに入力を促す、独自のレポートを作成する、独自の起動ウィンドウを作成する、ウィンドウにチェックボックスやラジオボタンを追加するなどの作業が可能です。
まずNew Window()を使い、引用符で囲ったタイトルと、そのウィンドウ内に配置するディスプレイボックスを指定します。変数に新しいウィンドウにを割り当てることで参照を作成し、メッセージを送れるようにします。表示オブジェクトの参照は、別のディスプレイボックスにコピーされるか、ウィンドウが閉じて表示されなくなるまで、自由に使用できます。表示オブジェクトを別の表示ツリーに入れる指定をすると、JMPは、そのコピーを作成し、所有者を新しいボックスにします。
ディスプレイボックスを構成する関数の名前にはすべて、最後に「Box」が付いています。グラフィックフレームの内部には、ディスプレイセグメントと呼ばれる同様のオブジェクトが存在します（マーカー、ラインなど）。ディスプレイセグメントオブジェクトの名前は、すべて末尾に「Seg」が付いています。