『JMPの使用法』 > データの再構成 > データテーブルの仮想結合 > 仮想結合したデータテーブルの参照データをマージする例
公開日: 04/01/2021

仮想結合したデータテーブルの参照データをマージする例

仮想結合したデータテーブルのデータを別のユーザと共有したい場合は、データをマージしてデータテーブルを永久に結合した方がよいかもしれません。この方法を使えば、メインと補助という2つのデータテーブルではなく、1つのデータテーブルが作成されるため便利です。

参照データをマージすると、補助データテーブルからメインデータテーブルにデータがコピーされます。その後、メインデータテーブルを保存すると、コピーされたデータも保存されます。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Pizza Profiles.jmp」「Pizza Responses.jmp」を開きます。

2. 「Pizza Profiles.jmp」「ID」列を右クリックし、[リンクID]を選択します。

3. 「Pizza Responses.jmp」「選択肢1」「選択肢2」、および「選択」列を選択し、[リンク参照]>[Pizza Profiles.jmp]を選択します。

選択した列が「Pizza Profiles.jmp」[ID]列にリンクされます。

図6.40 仮想結合データテーブルで選択されている列 

Image shown here

4. 「Pizza Responses.jmp」で、「選択肢1」列を選択します(まだ選択されていない場合)。

注: 列を選択しなかった場合は、すべての列がマージされるデータに含まれます。

5. データテーブルの名前の横にある赤い三角ボタンをクリックし、[参照されているデータをマージ]を選択します。

図6.41 参照されているデータをマージ 

Image shown here

選択された列がマージされたという旨のメッセージが表示されます。「列」リストを見てみると、「選択肢1」の青い仮想結合アイコンが消えていることがわかります。「リンク参照」列プロパティが削除されました。

図6.42 マージされたデータ 

Image shown here

「列」パネルでリンクされた列の上にポインタを置くと、リンク先のデータテーブルを示すヒントが表示されます。

図6.43 リンク先の列を含むデータテーブル 

Image shown here

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).