公開日: 04/01/2021

応答の等質性に対する検定の例

ここでは、自家用車に関する調査データである「Car Poll.jmp」サンプルデータを使用します。このデータには、回答者の属性情報と所有する車についての情報が含まれています。既婚/未婚と車の生産国との間の関係を調べてみましょう。また、応答の等質性に対する検定も行ってみましょう。つまり、車の生産国の分布が、既婚と未婚の回答者で同じなのかどうかを調べます。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Car Poll.jmp」を開きます。

2. [分析]>[消費者調査]>[カテゴリカル]を選択します。

3. 「生産国」を選択して、[単純]タブの[応答]をクリックします。

4. 「既婚/未婚」を選択して、[X, グループ化カテゴリ]をクリックします。

5. [OK]をクリックします。

6. 「カテゴリカル」の赤い三角ボタンをクリックして、[応答の等質性に対する検定]を選択します。

応答の等質性に対する検定 

Image shown here

「シェアチャート」を見ると、既婚グループにおいては、米国車と日本車の割合が同じ程度になっています。未婚グループでは、日本車が最も多く保有されています。

応答の等質性に対する検定では、2種類の検定から結果を得ることができます。Pearsonのカイ2乗検定と尤度比検定のどちらにも、カイ2乗値とそのp値があります。この応答の等質性に対する検定では、どちらの検定においてもp値は約0.08です。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).