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公開日: 04/01/2021

クラスター分析に基づくウエハーマップの例

この例では、ウエハーに関する不適合データを取り扱います。「X_ダイ」および「Y_ダイ」列にはダイ上の位置、「不適合」列には各位置における不適合の数が含まれています。ダイの不適合は一定のパターンで発生することが多いため、ここではクラスター分析を使用してウエハーを同じような不適合パターンのグループに分けます。その後、各クラスターの不適合パターンを視覚化します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Wafer Stacked.jmp」を開きます。

2. 「空間的な不適合データのクラスター分析」スクリプトを実行します。

このスクリプトは、空間的な指標(角度、半径、筋の角度、筋の距離)を含む階層型クラスターモデルをあてはめます。『多変量分析』の空間的な指標 を参照してください。

3. 「階層型クラスター分析」の赤い三角ボタンをクリックし、開いたメニューから[クラスターの保存]を選択します。

7つのクラスターが作成されました。クラスター番号は「Wafer Stacked.jmp」データテーブルの「クラスター」という列に保存されます。

4. 「Wafer Stacked.jmp」に戻ります。

5. [グラフ]>[グラフビルダー]を選択します。

6. 「X_ダイ」を選択し、「X」ゾーンにドラッグします。

7. 「Y_ダイ」を選択し、「Y」ゾーンにドラッグします。

8. [平滑線]Image shown hereの選択を解除し、[点]Image shown hereを選択します。

9. 「クラスター」を選択し、「段組」ゾーンにドラッグします。

7つのクラスターが作られたため、7つのプロットが表示されます。

10. 「不適合」を選択し、「色」ゾーンにドラッグします。

11. [ヒートマップ]Image shown hereをクリックします。

各クラスターの不適合の平均で位置を色分け 

Image shown here

このヒートマップは「不適合」の平均数で色分けされています。

12. 凡例の色のバーを右クリックし、[グラデーション]を選択します。

13. 「スケールタイプ」で「対数」を選択します。

このスケールは「不適合」の対数に対して線形です。「不適合」の分布はかなり歪んでいるため、対数スケールに設定することで変化のパターンは強調されますが、元のスケールのように値の大小を簡単に比較することはできなくなります。

14. [OK]をクリックします。

15. (オプション)[終了]をクリックします。

ウエハークラスターのヒートマップ 

Image shown here

このプロットは不適合のさまざまなパターンを示しています。これらと同じプロットは「階層型クラスター分析」レポートの「クラスター要約」アウトラインにも表示されます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).