公開日: 04/01/2021

等高線関数を使った例

「Fish Patty.jmp」データは、Cornell(1990)を脚色したもので、魚のパティの舌触りを最適化するための実験データに基づいています。「ボラ」「タイ」「ニベ」の各列は、魚のパティに使われた魚肉に占めるそれぞれの割合を示します。「温度」列は、パティを焼くときのオーブンの温度です。応答変数である「評価」列は、舌触りの良さを測定したもので、高い値が良い評価を表します。データに応答曲面モデルがあてはめられ、そのときの予測式が「予測評価」という列に保存されています。『プロファイル機能』の配合プロファイルを参照してください。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Fish Patty.jmp」を開きます。

2. [グラフ]メニューの[三角図]をクリックします。

3. 「ボラ」「タイ」「ニベ」を選択し、[X, プロット]をクリックします。

4. 「予測評価」を選択し、[等高線の計算式]をクリックします。

5. [OK]をクリックします。

6. 「三角図」の赤い三角ボタンをクリックし、メニューから[等高線間を塗りつぶす]>[上を塗りつぶす]を選択します。

等高線の計算式を使った三角図 

Image shown here

メーカーは、評価を5以上にしたいと考えています。「温度」のスライダを動かして「予測評価」の等高線の変化を見てみましょう。どの点も、3種類の魚の配合を示しています。どの比率で配合したパティも、焼くときの温度によって評価が異なっています。

この例では、評価が5~5.5の領域が赤色で表示されています。紫色が示すのは、評価が4以下の魚が混ざった領域です。華氏400度では、「ボラ」と「タイ」の比率が高く「ニベ」の比率が低い配合が、5以上の評価を受けています。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).