追加変数を使用した例

ここでは、自家用車に関する調査データである「Car Poll.jmp」データテーブルを使用します。このデータテーブルには、回答者の属性である性別や既婚／未婚、年齢が含まれています。また、回答者が所有する自動車の属性として、生産国、サイズ、タイプも含まれています。性別、車の生産国、車のサイズの間にある関係を調べ、消費者の嗜好を特定することを目的に分析を行います。

1. ［ヘルプ］>［サンプルデータライブラリ］を選択し、「Car Poll.jmp」を開きます。

2. ［分析］>［多変量］>［多重対応分析］を選択します。

3. 「生産国」と「サイズ」を選択し、［Y, 目的変数］をクリックします。

4. 「既婚/未婚」を選択し、［Z, 追加変数］をクリックします。

5. ［OK］をクリックします。

最初の例とは異なり、「既婚/未婚」は計算に使われません。「既婚/未婚」は、計算が完了してからプロットに追加されます。

プロットを見ると、日本と小型車、アメリカと大型車の間に強い関係があることがわかります。「既婚/未婚」の2つの値は、異なる色でプロットされています。独身の人たちは、既婚の人たちより小型車を好む傾向が多少強いようです。

図7.6 補助変数を使った多重対応分析のレポート 

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).