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公開日: 04/01/2021

項目分析

テスト結果に対する項目反応分析

「項目分析」プラットフォームは、項目反応理論モデル(Item Response Theory model; IRT model)をあてはめます。項目反応理論は、テストや調査などを分析するのに使われています。項目反応理論は、各受験者の能力を、その受験者が問題を正答する確率と関連付けます。各受験者の能力は、直接測定できないために、「潜在特性(latent)」とも呼ばれています。項目反応理論は、標準化テスト、認知テスト、消費者の選好などを調べるのに使用できます。古典的テスト理論(Classical Test Theory; CTT)は、観測されたスコアの合計に注目した分析でした。項目反応理論は、そのような古典的テスト理論に代わる手法です。

「項目分析」プラットフォームでは、次のような結果を求めます。

項目ごとにスコアが求められます。これは、潜在特性から各項目への寄与を知る上での手がかりになります。

受験者のスコアと、項目のスコアが、同じスケール上で求められます。

受験者のスコアと、項目のスコアが、同じスケール上に描かれます。

項目特性曲線(item characteristic curve)が描かれます。この曲線は、受験者の潜在特性と、各項目との関係を描いたものです。

項目反応理論の詳細については、de Ayala(2009)を参照してください。

図11.1 項目分析の特性プロット 

Image shown here

目次

項目分析の例

「項目分析」プラットフォームの起動

ロジスティック 3PLモデルの詳細
データ形式

「項目分析」レポート

特性曲線
情報量プロット
デュアルプロット
パラメータ推定値

「項目分析」プラットフォームのオプション

「項目分析」プラットフォームの統計的詳細

項目反応曲線
項目反応曲線のモデル
項目反応理論モデルの仮定
項目反応理論モデルの推定方法
能力計算式
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