公開日: 04/01/2021

CUSUM管理図の統計的詳細

この節では、CUSUM管理図の作成に使用される統計量を説明します。これらの統計量の一部は、[要約の保存]コマンドで作成されたデータテーブルにも保存されます。

片側累積和

C+およびC-の定義は、[データ単位]オプションの設定により異なります。

注: 「要約の保存」データテーブルでは、C+およびC-は、それぞれ「上側累積和」および「下側累積和」という列名になっています。

標準化された単位での累積和

[データ単位]オプションが選択されていない場合、C+および C-は次のように計算されます。

Equation shown here

Equation shown here

ここで

xiは、i番目の時点での工程変数

Tは、工程変数の目標値

σは、工程変数の標準偏差

kは、標準偏差の単位で表した参照値

開始値が指定されている場合には、その値がC+の開始値として使用され、その値の符号を逆にしたものがC-の開始値として使用されます。開始値が指定されていない場合には、C+およびC-の開始値はゼロです。

データ単位の累積和

[データ単位]オプションが選択されている場合、C+および C-は、それぞれ次のように計算されます。

Equation shown here

Equation shown here

ここで

xiは、i番目の時点での工程変数

Tは、工程変数の目標値

σは、工程変数の標準偏差

Kは、データ単位で表した参照値

開始値が指定されている場合には、その値がC+の開始値として使用され、その値の符号を逆にしたものがC-の開始値として使用されます。開始値が指定されていない場合には、C+およびC-の開始値はゼロです。

正または負の連のカウンタ

N+は、直近のゼロ値から、C+がどれだけゼロでないかを数えたものです。N-は、直近のゼロ値から、C-がどれだけゼロでないかを数えたものです。

注: 「要約の保存」データテーブルでは、N+およびN-は、それぞれ「正の連」「負の連」という列名になっています。

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