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公開日: 11/25/2021

複数の応答を持つモデルの例

ここでは、「Golf Balls.jmp」サンプルデータ(McClave and Dietrich 1988)を使います。このデータは、3つのブランドのゴルフボールを調べ、その飛距離と耐久性を比較したものです。無作為抽出した各ブランドのボール10個ずつを、ランダムな順序でロボットが打ちました。検定したい帰無仮説は、「ボールの飛距離と耐久性は、どのブランドでも同じ」というものです。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Golf Balls.jmp」を開きます。

2. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。

3. 「飛距離」「耐久性」を選択し、[Y]をクリックします。

4. 「ブランド」を選択し、[追加]をクリックします。

5. 「手法」として[MANOVA]を選択します。

図9.1 MANOVAの設定 

Manova Setup

6. [実行]をクリックします。

図9.2 MANOVAのレポートウィンドウ 

Manova Report Window

この段階では、まだ応答の計画行列(応答に対する変換の行列)を指定していないので、検証したい仮説に対する統計結果が出力されていません。応答の計画行列を指定すると、多変量アプローチに基づく推定値と検定の表が表示されます。応答の計画行列の指定方法については、応答の指定を参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).