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公開日: 11/25/2021

計算式による値の計算の例

計算式エディタを使用して、計算された値を含む列を作成できます。

シナリオ

サンプルデータ「On-Time Arrivals.jmp」には、航空会社数社の定刻到着率が記録されています。1999年の3月、6月、および8月のデータが収集されました。

式の作成

各航空会社の平均定刻到着率を表示する列を新規作成しましょう。

1. 新しい列を追加します。

2. 新しい列の列見出しを右クリックし、[計算式]を選択します。計算式エディタウィンドウが表示されます。

図3.12 計算式エディタ 

Formula Editor

各航空会社の平均定刻到着率を算出する式を作成します。

3. 「列」リストから「1999年3月」を選択します。

4. キーパッドの Image shown here ボタンをクリックします。

5. 「1999年6月」を選択し、もう一度 Image shown here 記号をクリックします。

6. 「1999年8月」を選択します。

図3.13 月の和 

Sum of the Months

「1999年8月」だけが選択されている(青いボックスで囲まれている)点に注意してください。

7. 式全体を囲んでいるボックスをクリックします。

図3.14 式全体が選択された状態 

Entire Formula Selected

8. Image shown here ボタンをクリックします。

9. 分母ボックスに「3」と入力してから、式の外側の白いスペースをクリックします。

図3.15 完成した式 

Completed Formula

10. [OK]をクリックします。

新しい列に平均値が表示されます。

計算式エディタには、多くの算術関数と統計関数が用意されています。たとえば、平均定刻到着率を計算する別の方法として、「統計」関数リストの「Mean」関数を使用することもできます。計算式エディタの関数についての詳細は、『JMPの使用法』のJMPでの計算式の作成章を参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).