公開日: 11/25/2021

あてはめの詳細

「あてはめの詳細」レポートには、以下の統計量が表示されます。

エントロピーR2乗

「R2乗(U)」と同じです。モデル全体の検定を参照してください。

一般化R2乗

この指標は、線形回帰モデルにおけるR2乗を、回帰モデル全般に一般化したものです。一般化R2乗は、尤度Lから算出され、最大が1となるように尺度化されています。完全にモデルがデータにあてはまっている場合は1、切片だけのモデルと同等なあてはまりの場合には0になります。一般化R2乗は、通常のR2乗(正規分布に従う連続尺度の応答変数に対する標準最小2乗法のR2乗)を一般化したものです。この一般化R2乗は、「NagelkerkeのR2」、または「Craig and UhlerのR2」とも呼ばれており、Cox and Snellの疑似R2を最大が1になるように尺度化したものです。Nagelkerke(1991)を参照してください。

平均 -Log p

-log(p)の平均。pは、実際に観測された応答水準に対する予測確率です。

RASE

誤差の標準偏差。誤差は、応答とp(実際に観測された応答水準に対する予測確率)の差です。

平均絶対偏差

応答とp(実際に観測された応答水準に対する予測確率)の差の絶対値の平均。

誤分類率

予測確率が最も大きい応答の水準が、観測された水準と一致しない割合。

N

測定値の個数。

「エントロピーR2乗」と「一般化R2乗」は、1に近いほど適合度が良いことを示します。「平均 -Log p」・「RASE」・「平均 絶対偏差」・「誤分類率」は、値が小さいほど、適合度が良いことを示します。

すべての効果に対する検定(モデル全体の検定)では、あてはめたモデルと切片しかないモデルの対数尤度における差を2倍して、カイ2乗統計量が算出されます。

検証列を指定した場合、「あてはめの詳細」レポートには、学習・検証・テストの各セットの結果が表示されます。

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