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公開日: 11/25/2021

「EWMA管理図」プラットフォームの統計的詳細

この節では、EWMA管理図の作成に使用される統計量を説明します。これらの統計量の一部は、[要約の保存]コマンドで作成されたデータテーブルにも保存されます。

EWMA管理図のi番目の点は、EWMAi = lXi - (1 - l)EWMAi-1で求められます。ここで、lはLambdaパラメータ、Xii番目の標本の値(またはサブグループ平均)、EWMAi-1は(i-1)番目のEWMA値を示します。i = 1の場合、EWMA0は目標値と定義されます。

メモ: [空のサブグループの後にEWMAを再開]オプションが選択されている場合、空のサブグループの後のEWMAi-1の値は目標値となります。[空のサブグループの後にEWMAを再開]オプションが選択されていない場合、空のサブグループの後のEWMAi-1の値は、空ではない最新のサブグループのEWMA値です。

[一定の仕様限界]オプションが選択されていない場合、EWMAの管理限界は次式で計算されます。

下側管理限界(LCL)= Equation shown here

上側管理限界(UCL)= Equation shown here

ここで

T = 目標値

K = Sigmaの乗数(デフォルトで3に設定)

s = Sigma値

i = 標本(またはサブグループ)の数

ni = サブグループiのサイズ(サブグループが指定されていない場合は1)

[一定の仕様限界]オプションが選択されている場合、EWMAの管理限界は次式で計算されます。

下側管理限界(LCL)= Equation shown here

上側管理限界(UCL)= Equation shown here

ここで

T = 目標値

K = Sigmaの乗数(デフォルトで3に設定)

s = Sigma値

n = サブグループのサイズ(サブグループが指定されていない場合は1)

指数加重移動平均(EWMA)管理図の作成の詳細については、Montgomery (2013)を参照してください。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).