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公開日: 04/21/2025

全体平均との比較の例

「モデルのあてはめ」プラットフォームの[標準最小2乗]手法を使って、線形回帰モデルをあてはめます。続けて、平均分析(ANOM)を使って、いくつかの因子を制御しながら、カテゴリカルな説明変数が応答に与える効果を調べます。

この例では、飲酒状況と心疾患既往歴を制御しながら、「喫煙歴」の4群のいずれかで、「コーヒーの摂取量 ( カップ/日)」がその全体平均と異なっているかどうかを調べてみます。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Lipid Data.jmp」を開きます。

2. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。

3. 「コーヒーの摂取量 (カップ/日)」を選択し、[Y]をクリックします。

4. [喫煙歴][飲酒状況]、および[心臓病歴]を選択して[追加]をクリックします。

5. [実行]をクリックします。

6. 「応答 コーヒーの摂取量 (カップ/日)」の赤い三角ボタンをクリックし、[多重比較]を選択します。

7. 「効果の選択」リストから、[喫煙歴]を選択します。

8. 「比較の選択」リストから、[全体平均との比較 - ANOM]を選択します。

9. [OK]をクリックします。

図4.45 レーティングの全体平均との比較 

Comparisons with Overall Average for Ratings

「全体平均との比較」レポートに示された結果からわかるように、たばこの非喫煙者と喫煙者の最小2乗平均は、コーヒー摂取に関して全体平均とは有意に異なっています。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).