公開日: 04/21/2025

相対リスクの同等性検定の例

「分割表」プラットフォームを使って、保険金を請求しない割合がドライバーの世代間で同等かどうかを検定します。ここでは、「ドライバーの世代間の母相対リスクが0.8~1.25である場合、割合は実質的に同等である」とみなすことにします。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Auto Raw Data.jmp」を開きます。

2. [分析]>[二変量の関係]を選択します。

3. 「請求(あり/なし)」を選択し、[Y, 目的変数]をクリックします。

4. 「世代」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。

5. [OK]をクリックします。

6. 「分割表に対する分析」の赤い三角ボタンをクリックして[同等性検定]>[相対リスク]を選択します。

7. 「マージンと有意水準」パネルで、「比」に「0.8」と入力します。

8. 「Xでの対象となるカテゴリ」パネルで「Young」を選択します。

9. [OK]をクリックします。

図7.17 相対リスクの同等性検定 

Equivalence Test for Relative Risk

年配の(elder)ドライバーと比較したときの、若い(young)ドライバーが保険金を請求しない標本相対リスクは、0.7118です。2つの片側検定(TOST検定)による同等性検定は有意ではありません。よって、「2つのグループが保険金を請求する割合は実質的に同等である」とは結論できません。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).