「モデルのあてはめ」プラットフォームの[標準最小2乗]手法を使って、線形回帰モデルをあてはめます。複数の都市を対象に、人口とオゾンレベルの関係を調べてみましょう。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Polycity.jmp」を開きます。
2. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
3. 「オゾン」を選択し、[Y]をクリックします。
4. 「人口」を選択し、[追加]をクリックします。
5. (オプション)「強調点」リストで[最小レポート]を選択します。
メモ: 「強調点」のオプションで[最小レポート]を選択すると、ごく最小限の情報しか出力されていないレポートが作成されます。
6. [実行]をクリックします。
図4.1 「最小2乗法によるあてはめ」レポート
「最小2乗法によるあてはめ」レポートには、モデルの適合度や、説明変数の統計的有意性を評価するために役立つ情報が含まれています。「回帰プロット」には、データ点と回帰直線が描かれています。「人口」の増加とともに、「オゾン」が上昇傾向にあることが分かります。
このレポートには、「あてはめの要約」・「分散分析」・「パラメータ推定値」などの表もあります。これらの表を使って、説明変数の有意度や、モデル全体の適合度を評価できます。さらに、説明変数と応答変数の関係の向きや大きさを推定することもできます。