応答曲面計画では、連続変数の因子しか使用できません。
ヒント: カテゴリカルな因子を含む応答曲面計画を作成するには、[実験計画(DOE)]>[カスタム計画]を用いてください。
応答曲面計画の「因子」パネルにはデフォルトで連続変数の因子が2つ表示されます。
図12.12 因子
特定の因子を選択するには、ラジオボタンを使います。「因子」セクションには、次のようなボタンがあります。
「因子」のボタン
| 選択されている因子を削除します。 |
| 最後の因子を削除します。 |
| 因子を追加します。 |
| 最後の操作を元に戻します。 |
| 最後の操作をやり直します。 |
因子の設定を保存したい場合には、「因子」パネルへの入力が完了した後に、赤い三角ボタンのメニューから[因子の保存]を選択してください。これにより、因子の名前と値がデータテーブルに保存され、後で再利用できるようになります。応答曲面計画のオプションを参照してください。
「因子」セクションは以下の列で構成されます。
名前
因子の名前。追加した因子には、デフォルトで「X1」、「X2」...という名前がつきます。名前を変更するには、ダブルクリックして任意の名前を入力します。
役割
応答曲面計画では、因子の「役割」は連続変数に固定されています。役割は、計画のデータテーブルに列プロパティとして保存されます。この列プロパティがあることで、因子は適切にモデル化されます。
下側限界
実験における因子の下限値。変更するには、デフォルトの値をクリックし、任意の値を入力します。
上側限界
実験における因子の上限値。変更するには、デフォルトの値をクリックし、任意の値を入力します。
単位
因子の実験単位。欄をクリックして適切な単位を入力します。
データテーブルには、各因子のさまざまな列プロパティが保存されます。
因子の役割
データテーブルにおけるすべての因子の列に、「因子の役割」列プロパティが割り当てられます。この「因子の役割」列プロパティの値は、実験を計画するときに指定した役割によって決まります。計画にブロック因子が含まれる場合は、そのブロック因子の役割には「ブロック」が割り当てられます。「因子の役割」列プロパティは、データをモデル化するときに、どのように因子を用いるかを示しています。また、「因子の役割」列プロパティの値は、「拡張計画」プラットフォームでも使われます。
因子の変更
データテーブルにおけるすべての因子の列には、「容易」に設定された「因子の変更」列プロパティも割り当てられます。「応答曲面計画」プラットフォームでは、1回の実験ごとに、因子の水準を変更できると想定されます。「因子の変更」の値は、「拡張計画」プラットフォームと「計画の評価」プラットフォームでも使われます。
コード変換
因子の役割が連続変数である場合は、「コード変換」列プロパティが保存されます。このプロパティは、最小値が-1、最大値が+1になるように因子の値を変換します。「最小2乗法によるあてはめ」レポートの推定値と検定は、変換後の値に基づいて計算されます。
ブロックあたり実験回数
ブロックあたりの実験回数を示します。ブロック因子を含む計画を選択し、[テーブルの作成]をクリックすると、「ブロック」というデフォルト名の因子が「因子」リストに追加されます。その因子に対して、「ブロックあたり実験回数」列プロパティが保存されます。