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多重因子分析における行列Xの特異値分解は、以下のように定義することができます。
Xは、部分テーブルから成るn ×pの行列で、平均0分散1に標準化されています。官能検査のデータでは、n個の商品(製品、食品)と、複数の評価者から得られたp種類の評価に該当します。
Qは、右特異ベクトルから成るp ×qの行列です。q個の主成分負荷量を計算するのに使用されます。
Δは、特異値から成るq ×qの対角行列です。主成分分析と同様に、特異値の2乗は固有値であり、各主成分の重要度を表しています。
Pは、左特異ベクトルから成るn ×qの行列です。q個の主成分スコアを求めるのに使用されます。
Mは、各データ行の重み(度数)を示すn×nの対角行列です。
Aは、ブロックの重みから成る、p ×pの対角行列です。
JMPでは、慣性(分散)を計算する際にN - 1を使用しています。これらの計算は、データ行とブロックに対するスコアの計算に影響します。