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応答は「収率」です。因子は次のとおりです。
「時間」: 興味がある範囲は500~560秒です。
「温度」: 興味がある範囲は350~750度(ケルビン)です。
「触媒」: A、B、Cの3種類の触媒を試験する必要があります。
「触媒」の2水準について、次の制約を含める必要があります。
2.
「応答」アウトラインで[Y]をダブルクリックし、「収率」に変更します。
目標は「収率」を最大化することなので、「目標」の設定は[最大化]のままにします。
3.
「因子」アウトラインで、「N個の因子を追加」の横のボックスに「2」と入力します。
6.
因子の名前を、「時間」「温度」「触媒」に変更します。
7.
「時間」「値」を「500」と「560」に変更します。
8.
「温度」「値」を「350」と「750」に変更します。
9.
「触媒」「値」を「A」、「B」、「C」に変更します。
図5.46 因子設定
10.
[続行]をクリックします。
1.
「因子の制約を定義」アウトラインで、[フィルタで許可しない組み合わせを指定]を選択します。
2.
「フィルタ因子の追加」のリストから、「温度」「触媒」を選択します。
3.
[追加]をクリックします。
これにより、「温度」が400度以下の値になるような因子の設定は許可されなくなります。
5.
「触媒」の下の「B」のブロックをクリックします。
「温度」の制約と合わせて、「触媒」がBで「温度」が400度以下になるような因子の設定が許可されなくなります。
6.
[OR]をクリックします。
7.
「フィルタ因子の追加」のリストから、「温度」「触媒」を選択します。(直前の選択が維持されている場合もあります。)
8.
[追加]をクリックします。
これにより、「温度」が650度以上の値になるような因子の設定は許可されなくなります。
10.
「触媒」の下の「C」のブロックをクリックします。
「温度」の制約と合わせて、「触媒」がCで「温度」が650度以上になるような因子の設定が許可されなくなります。
図5.47 制約の定義
1.
「モデル」アウトラインで[RSM]を選択します。
2.
[OK]をクリックして、警告を閉じます。
メモ: 乱数シード値(第 3 步)と開始点の数(第 4 步)を設定すると、以下の数値例と同じ結果が得られます。同じ結果でなくても良い場合は、これらの手順は不要です。
3.
(オプション)「カスタム計画」の赤い三角ボタンのメニューから[乱数シード値の設定]を選択し、「654321」と入力して[OK]をクリックします。
4.
(オプション)「カスタム計画」の赤い三角ボタンのメニューから[開始点の数]を選択し、「1000」に設定します。[OK]をクリックします。
5.
[計画の作成]をクリックします。
図5.48 制約を満たす計画
はじめに、この計画の範囲として、「時間」は500~560秒の間、「温度」は350~750度の間と設定しました。この計画の範囲内にある計画点を幾何的に表示してみましょう。そのためには、次の操作を行います。
1.
[テーブルの作成]をクリックします。
3.
「時間」「温度」を選択し、テンプレートの中央にドラッグします。
4.
平滑線のアイコンの選択を解除します。これは、テンプレートの上の左から2番目のアイコンです。
5.
「触媒」を選択し、テンプレートの上の「グループX」ゾーンにドラッグします。
図5.49 3水準の触媒の計画点
6.
「温度」の軸をダブルクリックします。
「値」に「350」と入力します。
[追加]をクリックします。
「値」に「750」と入力します。
[追加]をクリックします。
8.
[OK]をクリックします。
図5.50 3水準の触媒の温度の範囲
9.
「時間」の軸をダブルクリックします。
「値」に「500」と入力します。
[追加]をクリックします。
「値」に「560」と入力します。
[追加]をクリックします。
11.
[OK]をクリックします。
12.
[終了]をクリックします。
メモ: 3水準の触媒の計画の範囲のプロットは、縦方向のサイズを変更したものです。
図5.51 3水準の触媒の計画の範囲
触媒Aの設定のうち6つは、計画の範囲の境界線上にあります。触媒Bの温度の設定は、すべて制約に従い、400度を超えています。触媒Cの温度の設定は、すべて制約に従い、650度未満となっています。