このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


[節点スプライン効果]属性は、滑らかな区分多項式をあてはめます。この属性を選択すると、節点の個数を指定するウィンドウが開きます。なお、[節点スプライン効果]の属性は、連続尺度の主効果にしか設定できません。
JMPでの節点の配置方法は、統計の文献に従っています。なお、節点スプラインは、Stoneのスプライン、またはStone-Kooのスプラインとも呼ばれます。節点スプラインについては、Stone and Koo(1985)を参照してください。JMPでの節点の配置方法は、Stone and Koo(1985)に従っています。データ点が100個以下の場合は、最小と最大から5番目の点が、それぞれ最初と最後の節点になります。データ点が101個以上の場合は、節点が5つ以下のときは5%と95%の分位点が最初と最後の節点になり、節点が6つ以上のときは2.5%と97.5%の分位点が最初と最後の節点になります。デフォルトの節点の数は、データ点が31以上の場合は5点、 データ点が30以下の場合は3点です。
節点スプライン曲線では、k個の節点を設定した場合に、k-2の項を追加するだけで済みます。
1.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Growth.jmp」を開きます。
3.
「比」列を選択して[Y]をクリックします。
4.
「月齢」列を選択して[追加]をクリックします。
5.
「モデル効果の構成」パネルで「月齢」を選択して、[属性]>[節点スプライン効果]を選択します。
6.
節点の数を「5」に設定し、[OK]をクリックします。
図4.21 「モデルのあてはめ」起動ウィンドウ
7.
[実行]をクリックします。
8.
レポートの赤い三角ボタンのメニューから[推定値]>[カスタム検定]を選択します。
9.
[列の追加]ボタンを2回クリックして、合計3つの列を作成します。
10.
1列目の「月齢&接点スプライン@4.5」の行に1を入力します。
11.
2列目の「月齢&接点スプライン@20.5」の行に1を入力します。
12.
3列目の「月齢&接点スプライン@36」の行に1を入力します。
図4.22 曲線性に対するカスタム検定の値
13.
[完了]をクリックします。
曲線性のレポートのようなレポートが表示されます。「p値(Prob>F)」が小さいとき、説明変数と応答変数との関係は(直線ではなく)曲線的であることを示しています。
図4.23 曲線性のレポート