このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


Python Send()では、Python Name引数により、有効なPythonオブジェクト名を引用符付き文字列で指定できます。Pythonに送られたJMPオブジェクトは、指定された名前をもつPythonオブジェクトになります。
次の例では、jmp var name変数を作成し、それを python_var_nameという名前でPythonに送り、printステートメントを実行してから、接続を閉じています。
Python Init();
jmp var name = 25;
Python Send( jmp var name, Python Name( "python_var_name" ) );
Python Submit( "print(python_var_name)" );
Python Term();
次の例は、Here名前空間内に変数x、グローバル名前空間内に変数y、そして名前空間を明示的に指定しない変数zを作成します。変数zは、Names Default To Here(1)がオンでない限り、デフォルトでグローバル名前空間に作成されます。これらの変数は、その後、Pythonに送られます。
Here:x = 1;
::y = 2;
z = 3;
 
Python Init(); // Pythonに接続する
 
Python Send( Here:x );
/* Here変数をPythonに送る
Here:xはPythonオブジェクトのHere_xとなる */
Python Submit( "print(Here_x)" );
/* JMPログの出力では、元のJMP変数の参照であるHere:xが使用される */
 
Python Send( ::y ); // ::yはPythonオブジェクトのyとなる
Python Submit( "print(y)" );
 
Python Send( Here:x, Python Name( "localx" ) );
// Pythonオブジェクトに別の名前を付けるには、Python Name()オプションを使用する
Python Submit( "print(localx)" );
/* Python Send()にPython Nameオプションを指定すれば、JMP変数"Here:x"に対応するPythonオブジェクト"localx"が作成できる。この場合も、ログには元のJMP変数名が表示される */
 
Python Send( z ); // zはPythonオブジェクトzとなる
Python Submit( "print(z)" );
Python Term();