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[ゲージR&R]オプションで表示される指標は、オペレータと部品に対するゲージ調査に関するものです。
[ゲージR&R]オプションを選択すると、モデルの種類を選択するためのウィンドウが表示されます(起動ウィンドウで選択していない場合)。その次に、ゲージR&Rの仕様を変更します。
[許容範囲]を選択すると、許容範囲を直接入力できます(許容範囲 = USL - LSL)。
[LSL/USL]を選択すると、仕様限界を入力できます。その値から許容範囲が自動的に計算されます。
Kには、シグマに掛け合わせる定数を指定します。たとえば、「6」を入力すると、シグマが6倍されます(シックスシグマ工程)。
ヒント: Kのデフォルト値を変更するには、[ファイル]>[環境設定]>[プラットフォーム]>[変動性図]を選択します。
図9.7 「Gauge R&R」レポートの例
メモ: 簡略版の「Gauge R&R」レポートを生成するには、[ファイル]>[環境設定]>[プラットフォーム]>[変動性図]>[簡略ゲージR&Rレポート]を選択します。
「変動」列の値は、分散成分の和の平方根にkの値(この例では6)を掛けたものです。
測定のばらつきが占める割合に対する基準は、測定のばらつきの大きさを示す指標である「% Gage R&R」について、Barrentine(1991)が提案している基準をまとめています。
「Gauge R&Rの仕様を入力/確認」ウィンドウで[許容範囲]を指定した場合は、「Gauge R&R」レポートに「許容範囲に対する%」列が表示されます。この列の値は、100*(変動/許容範囲)という式で計算されます。また、レポートの下部に「精度と許容範囲の比」も表示されます。この比は、測定のばらつきが、許容範囲(仕様限界の範囲)においてどれぐらい占めているかを示します。
「Gauge R&Rの仕様を入力/確認」ウィンドウで[履歴σを指定した場合は、「Gauge R&R」レポートに「工程(%)」列が表示されます。この列の値は、100*(変動/(K*履歴σ))という式で計算されます。