このバージョンのヘルプはこれ以降更新されません。最新のヘルプは https://www.jmp.com/support/help/ja/15.2   からご覧いただけます。


サンプルデータの「Reliability」フォルダにある「TurbineEngineDesign2.jmp」データテーブルは、信頼性成長試験のデータです。3つの試験フェーズにおけるタービンエンジンの故障数が記録されています。最初の2列は、故障が生じた期間を示しています。この期間は、試験開始から数えた日数で記録されています。故障が生じた正確な時点は不明で、期間内のいずれかの時点で起こったとしかわかっていません。
1.
[ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Reliability」フォルダにある「TurbineEngineDesign2.jmp」を開きます。
3.
[イベントまでの時間の形式]タブで、「開始日」列と「終了日」列を[イベントまでの時間]に指定します。
4.
「修正」[イベント度数]に指定します。
5.
「設計のフェーズ」[フェーズ]に指定します。
6.
[OK]をクリックします。
7.
「信頼性成長」の赤い三角ボタンをクリックし、[モデルのあてはめ]>[区分Weibull-NHPP]を選択します。
「累積イベント数」グラフは、「観測データ」の「累積イベント数」グラフです。青い縦の点線は、フェーズの境界を示しています。「Revised」フェーズの最初のデータは、14行目です。14行目の「開始日」列の値は「91」ですので、「Revised」フェーズの開始時間は、91日目と認識されています。同様に、「Final」フェーズの最初のデータは、23行目です。23行目の「開始日」列の値は「200」ですので、「Final」フェーズの開始時間は、200日目と認識されています。
図10.23 「累積イベント数」グラフ
「区分Weibull-NHPP」レポートが、「モデル」アウトラインノードの下に表示されます(「平均故障間隔」グラフ)。平均故障間隔は、3つのフェーズを経て、徐々に延びていることがわかります。また、「推定値」レポートを見ると、betaの推定値は徐々に減少しています。
図10.24 「平均故障間隔」グラフ