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ここでは、Samples/Import Dataフォルダにある「Team Results.xlsx」ファイルを使用しています。ファイルには、次のような特徴があります。
図3.2 「Team Results.xlsx」ワークシート
2.
JMPでExcelファイルを開くために、[ファイル]>[開く]を選択します。
図3.3 最初の「データのプレビュー」の例
4.
[列見出しの開始行]に3と入力します。
5.
[データの開始行]に4と入力します。
6.
「ワークシート」パネルで[Ungrouped Team Results]を選択します。
7.
[すべてのワークシートに使用]の選択を解除します。
列見出しにする行の選択は変更した箇所を示しています。
図3.4 列見出しにする行の選択
8.
[次へ]をクリックして、他の読み込み設定を指定します。
9.
「データの最終行」に9と入力します。
10.
「データの最終列」に5と入力します。
最終列の指定は変更した箇所を示しています。
図3.5 最終列の指定
11.
[読み込み]をクリックすると、指定のとおりワークシートが読み込まれます(最終的なデータテーブル)。
図3.6 最終的なデータテーブル
読み込んだ各ワークシートの名前を値として持つ、新しい「元のテーブル」列を追加します。このオプションは、前の連結オプションを選択した後に使用できるようになります。
[結合された行のデータを複製する]の選択を解除すると、セルは分割され、セルの内容は、分割された最初のセルにコピーされます。分割された残りのセルは空となります。
サブカテゴリを分割し、階層型の見出しを使ってワークシート内の個別の列に入れます。[複数の列見出し行を階層として処理する]も選択する必要があります。メインカテゴリは「ラベル」列として読み込まれます。
ワークシートで結合されている行の各セルで見出しテキストを繰り返します。たとえば、Microsoft Excelファイルでの見出しが複製された場合と複製されなかった場合に示されている列見出し「State」は、ワークシート内の結合されたセルにありました。左側の図では、見出しが複製されています。このオプションの選択を解除すると、右側の図に示すように、見出しが複製されなくなります。
図3.7 Microsoft Excelファイルでの見出しが複製された場合と複製されなかった場合
ヒント: 
大きなワークシートのデータをよりすばやくプレビューするには、最初のウィザードウィンドウで[設定の変更のたびに更新する]の選択を解除します。設定の変更を続け、「データのプレビュー」の更新が必要になったら[今すぐ更新]をクリックします。
「データのプレビュー」ペインにすべての行を表示するには、[すべての行を表示]を選択します。スプレッドシートのサイズによっては、プレビューの表示に少し時間がかかる場合があります。
Excelワークシートでは、複数の見出し行が階層を示していることがあります。つまり、2番目の見出しのデータは、最初の見出しのカテゴリになっています。Excelでの元のデータとJMPでの最終的なデータはその一例を示しています。ワークシートの上部にある“Winter”と“Spring”という季節は結合されたセルであり、これらの季節に含まれる月がその下に表示されています。1つの列にこれらの季節の値を持ち、別の列に月の値を持ったJMPデータテーブルにしてみましょう。
図3.8 Excelでの元のデータとJMPでの最終的なデータ
1.
JMPで、[ファイル]>[開く]を選択します。
2.
「データファイルを開く」ウィンドウで、Samples/Import Dataフォルダにある「Texas Precipitation.xlsx」を選択し、[開く]をクリックします。
図3.9 Excel読み込みウィザードのプレビュー
Excel読み込みウィザードのプレビューはこのワークシートのデフォルトの設定を示しています。
3.
「プレビューペインの更新」で[設定の変更のたびに更新する]が選択されていることを確認します。
4.
「列見出しの行数」の横にある上矢印を1回クリックします。
すると、「データの開始行」が自動的に3に更新されます。
1ページ目の更新後の設定は更新後の設定を示しています。
図3.10 1ページ目の更新後の設定
5.
[次へ]をクリックします。
7.
「データの最終行」の横のボックスに6と入力し、Enterキーを押します。
2ページ目の更新後の設定は更新後の設定を示しています。
図3.11 2ページ目の更新後の設定
[結合された行のデータを複製する]はデフォルトで選択されています。ワークシートで結合されていたデータが分割され、セルにそれぞれのカテゴリとしてコピーされます。“TX”は元々結合されていたセル内にありました。JMPでは、それが各セルにコピーされます。
8.
[読み込み]をクリックします。
4つのワークシートがそれぞれ個別のデータテーブルとして開きます。これらのデータテーブルには「ソース」スクリプトが含まれており、これを実行することにより、同じ読み込み設定(最終的なデータ)を使用してデータを新しいデータテーブルに読み込むことができます。この読み込み設定は保存され、次回任意のJMPセッションでExcel読み込みウィザードを使ってワークシートを開くときにも適用されます。
図3.12 最終的なデータ