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公開日: 04/01/2021

事前情報を使った最終選択実験の計画

この節では、パイロット調査で得た事前情報を使用して、最終計画を作成します。この最終計画は、10人の回答者を対象に実施します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Design Experiment」フォルダの「Laptop Factors.jmp」を開きます。

2. [実験計画(DOE)]>[消費者調査]>[選択モデル計画]を選択します。

3. 「選択モデル計画」の赤い三角ボタンをクリックし、[因子のロード]を選択します。

4. [続行]をクリックします。

5. 「選択モデル計画」ウィンドウの「事前平均」アウトラインに、「無題」テーブルの「推定値」列の値を入力します(図18.9)。

「無題」テーブルの列全体をコピーしてから、「事前平均」アウトラインの「事前平均」のすぐ下の「ディスク容量」のテキストボックスをクリックし、右クリックして[貼り付け]を選択することもできます。

6. 「選択モデル計画」ウィンドウの「事前分散行列」アウトラインの対角線上のテキストボックスに、「無題」のテーブルの「標準誤差^2」列の値を入力します(図18.9)。入力は1つずつ行ってください。ここでは小数点3桁に四捨五入した数値を入力することにします。

図18.9 パイロット調査で得た事前平均と事前分散 

Image shown here

7. 「計画の生成」パネルで、「アンケートの種類数」を2、「1アンケートに対する被験者数」を5とします。

こうすると、全部で10人の回答者を対象とした2種類の調査が作成されます。

8. [計画の作成]をクリックします。

9. [テーブルの作成]をクリックします。

作成された計画テーブルには、160行あります。10人の回答者それぞれに対して、16行ずつという構成です。1人につき選択肢集合が8通りあり、それぞれの選択肢集合に2つのプロファイルが含まれます。調査は2種類あり、それぞれを5人に割り当てます。つまり、2つのプロファイル × 8通りの選択肢集合 × 2種類の調査 × 5人の回答者 = 160行となります。

10人の回答者を対象とした最終計画が出来上がりました。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).