品質と工程 > 加重移動平均管理図 > 加重移動平均管理図の例
公開日: 04/01/2021

加重移動平均管理図の例

UWMA管理図の例

「Clips1.jmp」サンプルデータは、製造された金属製クリップにおける取っ手の間隔を測定したデータです。工程における平均間隔の変化を監視するために、毎日5つのクリップを選んでサブグループとし、移動平均の範囲を3に設定して、UWMA管理図を作成します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Clips1.jmp」を開きます。

2. [分析]>[品質と工程]>[管理図]>[UWMA]を選択します。

3. 「取っ手の間隔」を選択し、[工程]をクリックします。

4. 「サンプル」を選択し、[標本ラベル]をクリックします。

5. [移動平均の範囲]を「3」に変更します。

6. [OK]をクリックします。

この結果が、図J.2のグラフです。第1日の点は、最初のサブグループ標本、つまり第1日に取った5つの測定値の平均です。第2日の点は、第1日と第2日のサブグループ平均を合わせて計算した平均です。第2日以降の点は、その日と前2日間のサブグループ平均を合わせて計算した平均です。

取っ手の間隔の平均値には減少傾向が見られますが、3σ管理限界の外まで落ち込んだ点はありません。

図J.2 「Clips1」データのUWMA管理図 

Image shown here

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).