公開日: 04/01/2021

モデルの指定

「応答」と「因子」のアウトラインへの入力が完了したら、[続行]をクリックします。次のステップでは、推定したいモデルを明示的または暗黙的に指定します。

「カスタム計画」プラットフォームでは、あてはめるモデルを明示的に指定できます。作成される計画は、明示的に指定されたモデルに対して最適な計画となります。他の計画プラットフォームでは、モデルを明示的に指定することはできません。たとえば、「スクリーニング計画」プラットフォームでは、完全実施要因計画、一部実施要因計画、Plackett-Burman計画などの古典的な計画からいずれかを選択します。これらの古典的な計画では、その構造によって効果の交絡関係が決められ、そして、あてはめるモデルが暗黙的に定義されます。

「カスタム計画」では、「応答」と「因子」に入力して[続行]をクリックすると、「モデル」アウトラインが表示されます。一例として、図3.20に、「Box Corrosion Split-Plot.jmp」サンプルデータを使ったときの「モデル」アウトラインを示します。この例での指定では、「炉内温度」「コーティング」の主効果と、その交互作用を含むモデルが指定されています。これらの効果を確実に推定できる計画が生成されます。

他のほとんどのプラットフォームでは、[続行]をクリックすると、複数の計画が選択肢として表示されます。「完全実施要因計画」の場合、[続行]をクリックすると、すぐに「出力オプション」が表示されます。これは、「因子」アウトラインへの入力が完了した時点で計画が決定されるからです。

図3.20 「Box Corrosion Split-Plot.jmp」の「モデル」アウトライン 

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