公開日: 04/01/2021

2元層別パレート図の例

この例では、「Failure3.jmp」サンプルデータを使用します。コンデンサーの製造工程で、管の洗浄前と洗浄後の標本を3日間にわたって観察しました。このデータテーブルには、「日付」という列があり、値として「10月1日」「10月2日」「10月3日」が含まれています。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Failure3.jmp」を開きます。

2. [分析]>[品質と工程]>[パレート図]を選択します。

3. 「原因」を選択して、[Y, 原因]をクリックします。

4. 「洗浄」「日付」を選択し、[X, グループ変数]をクリックします。

5. 「度数」を選択し、[度数]をクリックします。

6. [OK]をクリックします。

図N.16では、2つのX変数の各水準における原因の度数を示した2元層別パレート図が1つのウィンドウに表示されています。一番左上のセルは基準セルと呼ばれます。基準セルの棒は度数の降順に並べられ、他のセルにおける棒はそれと同じ順序で並べられます。

7. 「汚れ」「金属被覆」の棒をクリックすると、それに該当する棒が他のセルでも強調表示されます。

図N.16 2元層別パレート図 

Image shown here

このパレート図は、重要な原因を選択した状態です。2元層別パレート図のすべてのセルで、それら2つの原因を表す棒が選択されています。「汚れ」「金属被覆」はすべてのセルで重要な原因になっています。管の洗浄後、「汚れ」は改善されていることがわかります。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).