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公開日: 04/01/2021

フェーズがあるXBar-R管理図の例

医療用チューブのメーカーが、新規の製造工程を調べるために、チューブの直径を測定しました。測定対象は、過去40日間に製造されたチューブです。データ収集を開始してから20日後(フェーズ1)、製造機器に調整を加えました。その後20日間(フェーズ2)の製造工程が管理状態にあるかどうかを調べるため、データを分析してみましょう。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータライブラリ]を選択し、「Quality Control」フォルダにある「Diameter.jmp」を開きます。

2. [分析]>[品質と工程]>[管理図ビルダー]を選択します。

3. 「直径」「Y」ゾーンにドラッグします。

4. 「日付」「サブグループ」ゾーン(下部)にドラッグします。

図D.15 「直径」の管理図 

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前半の20日間の方がばらつきが大きく、平均の管理図(Xbar管理図)を見ると、3つの点が管理限界の外にあります。20日後に製造機器が調整されたので、それ以降は新しい管理限界が設けたほうがよいでしょう。

各フェーズの管理限界を個別に計算するには、次の手順に従います。

5. 「フェーズ」「フェーズ」ゾーンにドラッグします。

6. 「平均」の管理図を右クリックし、[警告]>[限界を超えた点のテスト]を選択します。

図D.16 各フェーズの管理図 

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[フェーズ]変数の指定により、フェーズ2の管理限界はフェーズ2のデータのみを使用して求められたものになります。フェーズ2の観測値はいずれも管理限界内に収まっています。このことから、製造機器の調整後、工程は管理状態にあると結論することができます。

フェーズごとに色を塗る

管理図に異なるフェーズがある場合、それらの異なるフェーズに別々の背景色を付けて識別しやすくすることができます。

1. 図D.16に示すチャートでX軸をダブルクリックします。

2. [範囲を指定]を選択します。

3. 「最小値」(最小のスケール)に「-0.5」と入力します。

4. 「最大値」(最大のスケール)に「19.5」と入力します。

5. 色を、たとえば黄色に変更します。透明度を40%に変更します。

6. [追加]をクリックします。

7. [範囲を指定]をクリックします。

8. 「最小値」(境界線)に「19.5」と入力します。

9. 「最大値」(軸の最大)に「39.5」と入力します。

10. 色を、たとえば水色に変更します。透明度を40%に変更します。

11. [追加]をクリックします。

プレビュー表示で管理図の外観を確認できます。

12. [OK]をクリックします。

図D.17 色付けした管理図 

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より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).