実験計画(DOE) > 配合計画 > 配合計画のあてはめ
公開日: 11/25/2021

配合計画のあてはめ

配合計画にモデルをあてはめるときは、因子の和が定数になる点に注意しなければなりません。従来の線形モデルでは完全に推定可能になりません。

そこで適切なのが、Schefféの多項式という応答曲面モデル(Scheffé 1958)です。Cox配合やSchefféの3次多項式のマクロの詳細については、『基本的な回帰モデル』のCox配合を参照してください。Schefféの多項式モデルには次のような特徴があります。

切片を含まない

線形の主効果項をすべて含む

2乗項(X1*X1など)をすべて除外する

交差項(X1*X2など)をすべて含める

このモデルはパラメータの解釈が簡単です(Cornell 1990)。線形項の係数は、その1成分の成分比率が100%である点での応答の予測値に相当します。交差積の項の係数は、因子空間の各辺で横断した際の曲面を表します。

3次多項式の配合モデルを作成するときは、Schefféの3次多項式モデルを使用できます。Schefféの3次多項式モデルには、X1*X2*(X1-X2)という形の項が含まれます。

Schefféの多項式モデルをあてはめるには、「モデルのあてはめ」プラットフォームで[配合応答曲面]マクロを使用します。

Schefféの3次多項式モデルをあてはめるには、「モデルのあてはめ」プラットフォームで[Schefféの3次多項式]マクロを使用します。

自分自身で配合モデルを指定する場合には、「モデルのあてはめ」プラットフォームの起動ダイアログで[切片なし]や、効果属性として[配合効果]のオプションを選択する必要があります。

ヒント: 「カスタム計画」プラットフォームの「モデル」アウトラインには、Schefféの3次多項式モデル項を追加するオプションがあります。このオプションを選択して生成された計画のデータテーブルに付随する「モデル」スクリプトは、Schefféの3次多項式をあてはめます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).