公開日: 04/21/2025

競合する原因

「生存時間分析」プラットフォームでは、システム内の複数の故障原因をモデル化することができます。たとえば、製造工程にいくつかの段階があり、どの段階で生じた故障でもシステム全体の故障につながる場合などです。異なる原因での故障が互いに独立している場合、各原因の分布を推定した結果から、システム全体の故障時間をモデル化することができます。このモデル化では、各原因の分布を推定するのに、該当する原因以外の故障を打ち切りデータとして扱います。

「競合する原因」の赤い三角ボタンのメニューには、次のようなオプションがあります。

原因の削除

特定の故障原因を除去したときの影響を分析します。生存確率の推定値は、自動的に再計算されます。このオプションは、特定の故障原因が取り除かれた場合にどうなるかを調べるのに役立ちます。

原因座標の保存

元のデータテーブルに列を新規作成します。新しい列はlog(–log(Surv))で計算されます。この値は、多くの場合、故障の種類を示すコードなど、グループ変数の値ごとに時間変数に対してプロットされる。

Weibull線

生存分析プロットにWeibull線を表示します。

ハザードプロット

競合原因分析に基づき、データのハザード関数のプロットを表示します。

シミュレーション

新しいデータテーブルを作成し、シミュレートした時間と原因を保存します。あてはめたWeibull分布が、そのシミュレーションに使われます。

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