公開日: 04/21/2025

Cox配合

「最小2乗法によるあてはめ」レポートの[Cox配合]オプションは、配合計画モデルに対してのみ表示されます。JMPの「モデルのあてあめ」プラットフォームの[標準最小2乗]手法では、Scheffé(1958)によって提唱された配合モデルをあてはめることができます。Schefféの配合モデルでは、モデルパラメータから配合成分の効果を単純に判断できません。そこで、JMPでは、Schefféモデルを変形した「Coxの配合モデル」もサポートしています。Coxの配合モデルは、Schefféモデルとは異なったパラメータ化を採用しており、また、パラメータに対していくつかの制約を課しています。Coxの配合モデルは、その推定値から、因子の効果や応答曲面の形状を解釈しやすくなっています。詳細については、Cornell(1990)を参照してください。

[Cox配合]オプションを選択すると、ベースとする配合成分を入力するためのウィンドウが表示されます。ここで入力した配合成分の値は、レポートの「ベース配合成分」に表示されます。なお、合計して1にならない配合成分を指定した場合は、それらは、合計が1になるように比例的に調整されます。配合成分の効果もレポートに表示されます。Coxの配合成分の効果は、因子がCox効果の方向に沿って最小値から最大値へと変化するときの応答の予測値の差を指します。例として、Cox配合の例を参照してください。

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