「疲労モデル」レポートの「データと予測曲線」セクションには、ストレス(S; 強度、負荷)とサイクル数(N; 寿命)の対数を比較した散布図が含まれます。S-Nデータをプロットする慣習に従い、散布図はデフォルトで対数スケールを用いています。初期の散布図にはデータ点のみが含まれますが、あてはめたモデルの曲線もこの散布図に追加されていきます。打ち切りデータである観測値は、マーカーが三角形になっています。
図6.5 初期の「データと予測曲線」レポート
「データと予測曲線」の赤い三角ボタンのメニューには、以下のオプションがあります。
選択されていないものは非表示
(モデルが複数あてはめられている場合にのみ表示されます。)少なくとも1つのモデルが選択されているとき、プロット中の選択されていないすべてのモデルを非表示にします。モデルを選択するには、プロット内でモデルをクリックするか、プロットの右側にある凡例でモデルを選択するか、またはレポートの「モデルの比較」セクションでモデルを選択します。
凡例の表示
あてはめたモデルの凡例の表示/非表示を切り替えます。凡例は、プロットの右側に表示されます。
軸の転置
プロットの軸を切り替えます。このオプションを選択すると、サイクル数(N; 寿命)の対数と、ストレス(S; 強度、負荷)の対数がプロットに使われます。
S-N曲線の描画を設定
プロット内のあてはめたモデルの表示形式を変更できます。以下のオプションがあります。
1本の分位点曲線を表示
デフォルトのあてはめたモデル曲線の表示/非表示を切り替えます。
分位点の累積確率
デフォルトのあてはめたモデル曲線がプロットされている分位点の表示/非表示を切り替えます。
信頼区間の表示
あてはめたモデル曲線の陰影つきの信頼区間の表示/非表示を切り替えます。
信頼水準
信頼区間の信頼水準を指定します。0.95などの信頼水準は、両側信頼区間の幅に影響します。信頼水準が0.95の両側信頼区間の両端は、信頼水準が0.975である片下側および片上側の信頼限界です。
複数の分位点曲線を表示
あてはめたモデルに基づいて、1つまたは複数の分位点の曲線の表示/非表示を切り替えます。
寿命の密度を設定
ストレス(S; 強度、負荷)の指定された値での、寿命の密度曲線をプロットに追加します。プロットのデフォルトの向きでは、これらの曲線は横軸上に表示されます。
強度の密度を設定
サイクル数(N; 寿命)の指定された値での、強度の密度曲線をプロットに追加します。プロットのデフォルトの向きでは、これらの曲線は縦軸上に表示されます。