「モデルのあてはめ」プラットフォームの[標準最小2乗]手法を使って線形回帰モデルをあてはめて、3つの対比のカスタム検定を行います。4つの処置群について、対比を指定することによって、応答平均に対する以下のような比較を行います。
• A群と、B群
• A群およびB群と、コントロール群
• A群およびB群と、コントロール群およびプラセボ群
このような3つの比較を行うには、「カスタム検定」を使って、次のように対比を指定します。
1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Cholesterol.jmp」を開きます。
2. [分析]>[モデルのあてはめ]を選択します。
3. 「6月 午後」を選択し、[Y]をクリックします。
4. 「処置群」を選択し、[追加]をクリックします。
5. [実行]をクリックします。
6. 「応答 6月 午後」の赤い三角ボタンをクリックし、[推定値]>[カスタム検定]を選択します。
7. 「カスタム検定」の設定パネルで、[列の追加]を2回クリックして2つの列を追加します。それぞれの列が、1つの対比を指定しています。
8. 3つの列に、Figure 4.48に示すとおりに数値を入力します。
対比をどのように指定するか、特に、3列目のように最後の水準が関係するときにどのように対比を指定するかは、パラメータの解釈を参照してください。
図4.48 「カスタム検定」における3つの対比の設定
9. [完了]をクリックします。
図4.49 「カスタム検定」レポートの検定結果
結果を見ると、3つの検定は、個別でも、また、包括した全体でも統計的に有意になっています。