1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Variability Data」フォルダにある
「2 Factors Nested.jmp」を開きます。
2. [分析]>[一変量の分布]を選択します。
3. 「オペレータ」および「部品」を選択し、[Y, 列]をクリックします。
4. [OK]をクリックします。
図4.8 オペレータと部品の分布
「部品」のヒストグラムの棒を1つずつクリックすると、1つの部品はいずれかの1人のオペレータによってのみ測定されていることが分かります。これは、この測定試験では、部品がオペレータから枝分かれて配置されていることを意味します。
1. [分析]>[品質と工程]>[測定システム分析]を選択します。
2. 「Y」を選択し、[Y, 応答変数]をクリックします。
3. 「部品」を選択し、[部品, 標本ID]をクリックします。
4. 「オペレータ」を選択し、[X, グループ変数]をクリックします。
5. 「ばらつき図の種類」セクションで、「範囲」を選択します。
6. 「モデルの種類」セクションで、[枝分かれ]を選択します。
7. [OK]をクリックします。
8. 「Yの測定システム分析」の横の赤い三角ボタンをクリックし、[AIAGゲージR&R分析]を選択します。
図4.9 枝分かれ測定試験データのゲージR&Rの結果
測定値がもつばらつきのうち、部品そのもののばらつきではなく、測定システムに起因するばらつきがかなり大きな部分を占めています。「要約およびゲージR&Rの統計量」レポートを見てみると、「ゲージR&R」が占める割合は85.516%です。受け入れられる(acceptable)測定システムは通常、ゲージR&Rの割合が30%未満です。よって、この測定システムは受け入れることはできない(unacceptable)と分類できます。
9. (オプション)平均図の横の赤い三角ボタンをクリックし、[データの表示]を選択して、観測値を平均図に追加します。こうすることで、1つの部品内における測定のばらつきを視覚的に眺めることができます。