公開日: 04/21/2025

交絡行列の例

この例では、計画の交絡行列を評価します。

1. [ヘルプ]>[サンプルデータフォルダ]を選択し、「Design Experiment」フォルダ内の「Coffee Data.jmp」を開きます。

2. [実験計画(DOE)]>[計画の診断]>[計画の評価]を選択します。

3. 「挽き」「温度」「時間」「豆の量」「場所」を選択し、[X, 説明変数]をクリックします。

「濃度」[Y, 応答変数]として追加してもかまいませんが、応答を指定してもしなくても、計画の評価結果は同じです。

4. [OK]をクリックします。

5. グレーの開閉アイコンをクリックして「交絡行列」セクションを開きます。

図16.16 「Coffee Data.jmp」の「交絡行列」 

Alias Matrix for Coffee Data.jmp

この計画は、主効果モデルを仮定しています。データテーブルに含まれている「モデル」スクリプトを実行すると、それが確認できます。「計画の評価」ウィンドウの「モデル」セクションには、切片と5つの主効果のみが表示されます。「交絡項」セクションには、2次の交互作用が指定されています。

「交絡行列」の表側は、モデル項を示しています。それらのモデル項は、交絡行列の各行に対応しています。「交絡行列」の表頭は、「交絡項」に指定された2次の交互作用で構成されています。それらは交絡行列の各列に対応しています。たとえば、「温度」のモデル項について考えてみましょう。「挽き*時間」の交互作用が存在していた場合、「温度」の係数の推定値には、「挽き*時間」の真の効果の0.333倍のバイアスがかかります。同様に、他の交互作用も存在している場合には、「交絡行列」の値に応じて、「温度」の推定値に対してバイアスが加算されていきます。

より詳細な情報が必要な場合や、質問があるときは、JMPユーザーコミュニティで答えを見つけましょう (community.jmp.com).