「応答スクリーニングのあてはめ」の赤い三角ボタンのメニューには、計算された値を保存するためのオプションがあります。
効果の検定
(起動ウィンドウで固定効果を指定した場合にのみ使用可能。)「効果の検定」表の表示/非表示を切り替えます。「効果の検定」表を参照してください。
効果プロット
(起動ウィンドウで固定効果を指定した場合にのみ使用可能。)「FDR P値 プロット 効果」と「FDR 対数価値 By 効果の大きさ」プロットの表示/非表示を切り替えます。
モデル全体のレポート
(起動ウィンドウで変量効果を指定しなかった場合にのみ使用可能。)各Y変数の行を含む、「モデル全体の適合度」表の表示/非表示を切り替えます。各Y変数について1行ずつ、表の各列に、以下のような要約統計量が出力されます。なお、起動ウィンドウで[ロバストなあてはめ]オプションを選択した場合、モデルはHuberのM推定法によって推定されます。この表には、以下の列があります。
Y
指定したモデルにおける応答変数の列。
R2乗
R2乗値(重相関係数の2乗、寄与率、決定係数)
RMSE
誤差の標準偏差(Root Mean Square Error; 平均平方誤差の平方根)。
度数
オブザベーションの個数(または[重み]変数の和)。
全体 F値
「最小2乗法によるあてはめ」の「分散分析」レポートに表示される、モデル全体に対する有意性検定の検定統計量。
全体 p値
モデル全体に対する有意性検定のp値。
全体 対数価値
モデル全体に対する有意性検定のp値の対数価値。
全体 FDR P値
モデル全体に対するp値をFDR調整したもの。(「応答のスクリーニング」レポートを参照)。
全体 FDR 対数価値
「全体 FDR P値」の対数価値。
全体 分数順位
(デフォルトでは表示されません。)対数価値の順位を、検定の総回数で割ったもの。検定の総回数をmとした場合、対数価値が最大のときに、分数順位は1/mとなります。また、対数価値が最小のときに、分数順位は1となります。
モデル全体のプロット
(起動ウィンドウで変量効果を指定しなかった場合にのみ使用可能。)「全体 FDR P値 プロット」と「FDR 対数価値 By R2乗」プロットの表示/非表示を切り替えます。
Where条件で効果を選択
「条件による選択」ウィンドウを開きます。[比較]のメニューと[値]テキストボックスを使用して、特定の条件に対応する、「効果の検定」表内の応答を選択できます。たとえば、「効果の大きさ」> 0.80という条件を満たすすべての効果を選択できます。[OK]をクリックすると、「結果の表」でそれらの応答が選択されます。
ヒント: 「効果の検定」表内の任意の場所を右クリックしても、[条件による選択]にアクセスできます。
選択されている効果の応答列を選択
「効果の検定」表で選択した効果に対応する、元のデータテーブルの応答列を選択します。
「効果の検定」の保存
(起動ウィンドウで固定効果を指定した場合にのみ使用可能。)各効果の検定ごとに1行を含む、新しいデータテーブルを作成します。「効果の検定」データテーブルに含まれる「元のデータ」というテーブル変数は、分析に使用されたデータテーブルの名前を示します。By変数を指定した場合は、「元のデータ」変数の値もBy変数とその水準値になります。
「モデル全体の適合度」の保存
(起動ウィンドウで変量効果を指定しなかった場合にのみ使用可能。)応答変数ごとに1行を含む、新しいデータテーブルを作成します。「モデル全体の適合度」データテーブルに含まれる「元のデータ」というテーブル変数は、分析に使用されたデータテーブルの名前を示します。By変数を指定した場合は、「元のデータ」変数の値もBy変数とその水準値になります。
推定値の保存
応答変数ごとに1行、およびモデル項ごとに1列を含む、新しいデータテーブルを作成します。各列がモデル項に対応しています。このデータテーブルには、分析に使用したデータテーブルの名前を示す「元のデータ」というテーブル変数も含まれます。By変数を指定した場合は、By変数の水準ごとに推定値のテーブルが作成され、「元のデータ」変数にBy変数とその水準値が表示されます。
最小2乗平均の保存
(起動ウィンドウで変量効果を指定しなかった場合にのみ使用可能。)各行がそれぞれ応答と効果設定の組み合わせに対応した新しいデータテーブルを作成します。各行には、最小2乗平均と標準誤差が含まれます。
BLUPの保存
(起動ウィンドウで変数効果を指定した場合にのみ使用可能。)新しいデータテーブルに、モデルの変量効果の最良線形不偏予測値(BLUP; Best Linear Unbiased Predictor)を保存します。
予測式の保存
各応答変数の新しい計算式列をデータテーブルに保存します。各列には、対応する応答変数の予測式が含まれます。
予測値の保存
各応答変数の新しい列をデータテーブルに保存します。各列には、対応する応答変数の予測値が含まれます。
条件付き予測式の保存
(起動ウィンドウで変量効果を指定した場合にのみ使用可能。)各応答変数の新しい計算式列をデータテーブルに保存します。各列には、対応する応答変数の条件付き予測式が含まれます。この条件付き予測式には、変量効果の推定値が含まれます。
条件付き予測値の保存
(起動ウィンドウで変量効果を指定した場合にのみ使用可能。)各応答変数の新しい列をデータテーブルに保存します。各列には、対応する応答変数の条件付き予測値が含まれます。条件付き予測値は、最良線形不偏予測値(BLUP; Best Linear Unbiased Predicotor )です。
モデルダイアログ
現在の分析が設定された「モデルのあてはめ」起動ウィンドウを開きます。
以下のオプションの詳細については、『JMPの使用法』の「JMPレポートのローカルデータフィルタ」、「JMPレポートの[やり直し]メニュー」、および「JMPレポートの[スクリプトの保存]メニュー」を参照してください。
ローカルデータフィルタ
データをフィルタリングするためのローカルデータフィルタの表示/非表示を切り替えます。
やり直し
分析を繰り返したり、やり直したりするオプションを含みます。また、[自動再計算]オプションに対応しているプラットフォームにおいては、[自動再計算]オプションを選択すると、データテーブルに加えた変更が、該当するレポートに即座に反映されるようになります。
プラットフォーム環境設定
現在のプラットフォームの環境設定を表示したり、現在のJMPレポートの設定に合わせて環境設定を変更したりできます。
スクリプトの保存
レポートを再現するためのスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。
Byグループのスクリプトを保存
By変数の全水準に対するレポートを再現するスクリプトを保存するオプションが、保存先ごとに用意されています。起動ウィンドウでBy変数を指定した場合のみ使用可能です。
メモ: このプラットフォームには、他にもスクリプトだけで使用できるオプションがあります。[ヘルプ]メニューの[スクリプトの索引]を開いてください。また、[スクリプトの索引]には、この節で紹介されているオプションのスクリプト例もあります。