「関数の要約」の赤い三角ボタンのメニューには、以下のオプションがあります。
関数の要約をカスタマイズ
「関数の要約」レポートに表示する、FPC(関数主成分; Functional Principal Component)の個数や、要約統計量の種類を選択するウィンドウが開きます。表示されるFPCの個数を指定すると、「関数主成分分析」レポートも更新されます。また、[要約の保存]オプションで生成されるデータテーブルに各関数のグラフを含めるかどうかを決定する[グラフの保存]チェックボックスもあります。
メモ: B-スプライン・P-スプライン・Fourierで指定できる関数主成分(FPC)の最大数は10です。ウェーブレットモデルや直接関数主成分分析の場合、指定できる関数主成分(FPC; functional principal component)の最大数は20です。
ヒント: 同様のレポートが複数ある場合、Ctrlをクリックして[関数の要約をカスタマイズ]を選択することにより、「関数の要約」レポートをすべてカスタマイズすることができます。
要約の保存
「関数の要約」レポートで表示されている要約統計量を新規作成されたデータテーブルに保存します。新規作成されたデータテーブルの名前は、あてはめられたモデルの種類を説明しています。このデータテーブルは、固有関数・平均・予測式・条件付き予測式を求める計算式列を含んでいます。また、「関数の要約をカスタマイズ」ウィンドウで[グラフの保存]オプションが選択されている場合は、生データと各関数へのモデルのあてはめを示したグラフのイメージを含む列もあります。このデータテーブルには、予測式や条件付き予測式を描くスクリプトが付随しています。予測式や条件付き予測式の計算式は、入力変数・ID変数・固有関数値の関数になっています。
ヒント: ウェーブレットモデルの場合、ウェーブレット係数は、[要約の保存]オプションを使用して作成されたデータテーブルにも保存されます。
管理図ビルダー
管理図ビルダーを使用して、関数主成分を分析します。「関数の要約」表における関数主成分ごとに、個別のグラフと「限界の要約」表が作成されます。『品質と工程』の“Control Chart Builder”を参照してください。