JMPでのPythonへのインターフェース機能は、Python接続オブジェクトに対してメッセージを送ることによって、スクリプトで記述していきます。Python Connect()関数によって、Python接続オブジェクトへの参照を取得できます。Python Connect()を参照してください。
説明
例
Names Default To Here( 1 );
Python Create JPIP CMD();
説明
Python環境に対して、第1引数のリストに指定されたJMP変数を送り、第3引数に指定されたPythonコードをサブミットする。第2引数のリストに指定された変数が、JMPに戻されます。
戻り値
成功した場合は0、そうでなければ1を戻す。実行結果はlist of outputsとして戻されます。出力のJMPリストの各要素に、Pythonの変数値が戻されます。
位置引数
{list of inputs}
入力としてPythonに送られるJMP変数名のリスト。
{list of outputs}
Pythonからの出力を格納するJMP変数名のリスト。
Python code
サブミットするPythonコード(引用符付き)。
説明
戻り値
name引数で指定された変数の値
引数
name
Pythonから取得するJMP変数の名前。引数には、数値、引用符付き文字列、行列、リスト、データフレームのいずれかのデータタイプのPython変数を指定できます。
説明
この関数は廃止されました。matplotlibのpyplotによって最後に書き込まれたグラフィックオブジェクトを、引数で指定されたグラフィック形式で戻していました。
例
次の例では、JMP 17以前のコード例をコメント部分で示し、代わりとなるJMP 18以降でのコード例を示しています。
Names Default To Here( 1 );
ml = Python Submit(
"\[
# この例では、matplotlibパッケージがインストールされている必要がある。
import matplotlib.pyplot as plt
plt.clf() # 必ずクリーンなプロットから開始する:
plt.plot([1, 2, 3, 4])
plt.ylabel('some numbers')
plt.draw()
# 選択した場所にイメージを保存する
plt.savefig('/tmp/get_graphics_img.png')
]\"
);
// plot = Python Get Graphics( png ); // 廃止
plot = Open( "/tmp/get_graphics_img.png", png );
pngJMP = New Window( "Plot", Picture Box( plot ) );
Python Submit( "plt.close()" );
rc = Delete File( "/tmp/get_graphics_img.png" );
説明
インストールされているPythonの現在のバージョンを取得する。
戻り値
バージョン番号の5つの構成要素(メジャーバージョン、マイナーバージョン、マイクロバージョン、リリースレベル、シリアル)を含む長さ5のリストを戻す。リリースレベルの値は引用符付き文字列です。
説明
PythonパッケージをJMPのsite-packagesディレクトリにインストールする。シンプルなパッケージのインストール以外の処理を行うには、Python Create JPIP CMD()を使用して、Directory Pick()で選択したディレクトリの中にコマンドラインラッパースクリプトを作成してください。または、JMPのPythonスクリプトウィンドウからインストールを実行することもできます。『スクリプトガイド』の「JMPのPython環境にPythonパッケージをインストールする」を参照してください。
例
Names Default To Here( 1 );
// numpyおよびpandasパッケージをインストール
conn = Python Connect();
conn << Install Packages( "numpy pandas" );
説明
戻り値
常に1を戻す。
説明
引数
name
Pythonに送るJMP変数の名前。JMPで使用できる変数名の中には、Pythonでサポートされていないものもあります。SendメッセージでJMPからPythonに送る際にサポートされていない変数名を使った場合、変数名が変更されます。どの変数名が変更されたかを確認するには、JMP Name to Python Nameを使用します。
説明
JMPからPythonに変数を送る。
戻り値
成功した場合は0、そうでなければ1
引数
name
Pythonに送るJMP変数の名前。
<Python Name( name )>
Python環境での変数の名前を指定する。
説明
引数
name
Pythonに送るデータテーブルの名前。
<Python Name( name )>
Python環境でのデータテーブルの名前を指定する。
例
Names Default To Here( 1 );
PythonConnection = Python Connect();
PythonConnection << Send File( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
dtname = "$SAMPLE_DATA/Baseball.jmp";
PythonConnection << Send File( dtname );
PythonConnection << Submit( "print(Big_Class)" );
PythonConnection << Submit( "print(Baseball)" );
//:*/
print(Big_Class)
/*:
Big Class (5 columns x 40 rows)
//:*/
print(Baseball)
/*:
Baseball (2 columns x 43 rows)
0
説明
引数
name
Python変数として設定されるオブジェクトの名前を文字列で指定する。
例
Names Default To Here( 1 );
PythonConnection = Python Connect();
x = [1, 2, 3];
PythonConnection << Set( x );
dt = Open( "$SAMPLE_DATA/Big Class.jmp" );
PythonConnection << Set( dt );
PythonConnection << Submit( "print(x)" );
PythonConnection << Submit( "print(dt)" );
//:*/
print(x)
/*:
[[1.]
[2.]
[3.]]
//:*/
print(dt)
/*:
Big Class (5 columns x 40 rows)
0
説明
PythonコードをPython環境にサブミットする。
戻り値
成功した場合は0、そうでなければ1を戻す。
必須の引数
Python_code
サブミットするPythonコード(引用符付き)。
説明
指定のパス名(引用符付きのpath)を使ってステートメントをPythonにサブミットする。
引数
path
実行するPythonのプログラムコードを含んだファイルのパス(引用符付き)。