F値と自由度の計算を説明するのに以下の記号を用います。
のランクを、pと記します。
のランクを、qと記します。ここで、行列Lは、
において検定対象となっている効果に関連する要素を
特定するための行列です。誤差の自由度をvと記し、pとqの小さい方の値をsと記します。また、
および
と記します。
Table 10.2は、それぞれの対応する検定統計量から計算した近似F値です。
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検定 |
近似F |
分子自由度 |
分母自由度 |
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WilksのΛ |
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Pillaiのトレース |
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Hotelling-Lawleyのトレース |
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Royの最大根 |
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