ここでは、「主成分分析」起動ウィンドウで「計算方式」として[従来の方法]を指定したときの分散推定法について詳しく説明します。
データに欠測値がある場合、REML法(制限最尤法)は、最尤法に比べて、分散や共分散に関する推定量のバイアス(偏り)が小さいのが特徴です。REML法は、誤差対比(error contrast)から導出された周辺尤度を最大化する推定方法です。REML法は、分散および共分散を推定するのによく使われます。[多変量の相関]の[REML]は、反復測定データの相関構造に無構造(unstructured)を仮定した混合モデルのREML推定と同じです。混合モデルについては、SASシステムのPROC MIXEDに関するドキュメントを参照してください。