「ワークフロービルダー」の赤い三角ボタンのメニューには、以下のオプションがあります。
表示オプション
ワークフローの表示内容を制御するサブメニューが表示されます。
プレゼンテーションモード
ワークフローをプレゼンテーションモードにします。そうすると、ログ履歴が非表示になり、ワークフローを編集する機能が制限されます。
履歴の表示
JMPログ履歴の表示と非表示を切り替えます。
経過時間により履歴をグループ化して表示
(JMPログ履歴を表示しているときに使用可能。)時間に基づいて履歴をグループ化したり、またはそのグループ化を解除したりできます。
有効化チェックボックスを表示
ワークフロー内のステップを有効または無効にするためのチェックボックスの表示と非表示を切り替えます。
コントローラの表示
ワークフローコントロールのあるウィンドウの表示と非表示を切り替えます。
カスタムステップの追加
JSLコードで指定されたカスタムステップを追加します。
ノートの設定
ワークフローに簡単なノートを追加できます。
ヒント: 個々のステップに注釈を付ける場合は、「ステップの設定」の「ノート」セクションを使用します。
実行されたステップをログに記録
実行されたステップをログに記録します。『スクリプトガイド』の「Enhanced Log in JMP」を参照してください。
参照
ワークフローの実行時、そのワークフローを続行するために、見つからないテーブルや列を求めるプロンプトがユーザの画面に表示されます。[参照]メニューには、以下のオプションがあります。
参照の置換を許可
(デフォルトで選択されています。)ワークフローの実行時に、見つからないテーブルや列を求めるプロンプトが表示されます。
メモ: Open()ステップでデータテーブルが見つからない場合、ステップは失敗し、ワークフローは実行を停止します。
をクリックすると、ワークフローが再開します。開かれていないデータテーブルを使用するステップに到達すると、その開かれてないデータテーブルを開くか、別のデータテーブルを選択するかを求めるプロンプトが表示されます。
置換のクリア
(置換を伴うワークフローが実行された後に使用できます。)前回選択した置換用のテーブルまたは列をクリアします。
管理
データテーブルや列の参照を管理するための「参照の管理」ウィンドウが開きます。ワークフローの各実行に対し、プロンプト、プロンプトを表示するタイミング、その対象を設定します。ワークフロービルダーの「参照の管理」を参照してください。
ヒント: [管理]オプションで呼び出されるウィンドウにて設定すると、実行のたびにデータテーブルや列を選択するプロンプトを表示させることもできます。そうすることで、異なるデータテーブルや列にワークフローが対応するようになります。
詳細
詳細なオプションを使用してワークフローをカスタマイズするためのサブメニューを表示します。
ワークフローのインクルード
既存のワークフロー全体を1つのステップとして現在のワークフローに追加します。
ワークフローの読み込み
既存のワークフローに記録されているステップを現在のワークフローに追加します。
一時サブセット
ワークフローのデバッグに使用する、一時的なテーブルのサブセットを作成するアクションを追加します。
Ifを追加
ワークフローに条件ステートメントを追加します。このオプションをElseステートメントと組み合わせて使用すると、条件分岐を行えます。
Elseを追加
ワークフローに条件ステートメントを追加します。このオプションをIfステートメントと組み合わせて使用すると、条件分岐を行えます。
Returnを追加
ワークフローを途中で終了するステップを追加します。このステップに到達すると、ワークフローの処理は途中であっても終了します。
For Eachを追加
ワークフローに繰り返し処理を追加します。前のステップまたはステップのグループで作成された複数のデータテーブルで、繰り返し処理します。JSLリストに対しても使用できます。
ステップバックを許可する
ユーザがワークフローのステップをステップバックできるようにします。これは、ワークフローを記録して操作するときに有効にしておくと便利なオプションです。完了したら、このオプションを無効にしてワークフローの実行速度を上げます。
ヒント: 作成中にワークフローが遅くなるような場合は、大きなデータテーブルを操作するときにこのオプションを無効にしてください。
Name Default to Here
名前をローカルとして設定します。
書き出し
ワークフローを書き出すためのオプションがあります。
ワークフローの複製
ワークフローを複製し、そのウィンドウを開きます。
ステップをジャーナルに追加
最後に実行したワークフローのすべてのステップがジャーナルに追加されます。各ステップが、1つのアウトラインになっています。その各アウトラインに、そのステップを実行するためのJSLコードや、それぞれのステップで生成された出力のサムネールが含まれます。
スクリプトウィンドウに保存
ワークフローのJSLコードをスクリプトウィンドウに保存します。これにより、ワークフロービルダーの外部でもスクリプトを使用できます。
ワークフローパッケージの作成
「ワークフローパッケージの設定」ウィンドウを開きます。ワークフローパッケージを使用すると、ワークフローを共有できます。ここで、ランタイムの設定と、保存するファイルにデータソースも含めるかいなかに関する選択を行います。ランタイムの設定は、パッケージユーザがパッケージを変更できるかどうかを制御します。
プレゼンテーションモード
(ロックされたワークフローに対し自動的に選択されます。)ワークフローをプレゼンテーションモードにします。
ロック
ワークフローをロックします。ロックすることによって、特に、保存されたワークフローがプレゼンテーションモードから編集モードに変更できなくなります。このロックはセキュリティ対策を目的としたものではありません。各ステップのJSLは、ステップの上にマウスを置くと表示されます。
メモ: このプラットフォームには、ここで説明したオプション以外で、スクリプトだけで利用できるオプションがあります。[ヘルプ]メニューの[スクリプトの索引]を開いてください。「スクリプトの索引」では、この節で説明しているオプションのスクリプト例もあります。