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X変数に関して反復がなく、純粋誤差の平方和を計算できない場合。
飽和モデルである場合。つまり、標本サイズと同じ数だけパラメータがある場合。この状況では、モデルがデータに完全にあてはまるので、あてはまりの悪さを評価できません。
モデルの誤差平方和から、純粋誤差平方和を引いたものを、あてはまりの悪さの平方和(LOF平方和)といいます。LOF平方和は、モデルが適切でないと、純粋誤差の平方和よりもかなり大きくなってしまうことがあります。たとえば、説明変数の関数が間違っていたり、交互作用効果が指定されていなかったりした場合です。
ここで、niは、i番目のグループにおける繰り返し数(すべての説明変数の値がまったく同じであるデータの行数)です。
ここで、SSiは、i番目のグループにおける平方和で、実測値とそのグループの平均との差を2乗して計算されます。
「あてはまりの悪さ(LOF)」の平均平方を、「純粋誤差」の平均平方で割った比。F値は、「あてはまりが悪いことによる変動は、純粋誤差による変動と等しい」、言い換えると「あてはまりが悪くない」という帰無仮説を検定します。
あてはまりの悪さ(LOF)に対する検定のp値。p値が小さいときは、現在のモデルがデータにあてはまっていないことを意味します。